気持ちよく仕事をするもしないも言葉の選び方次第。特に相手が取引先など外部の人の場合、社内の相手以上に気を遣わねばならないだろう。なるべく相手の気分を害さず、和やかに仕事を進めるコツをまとめた。 「謝罪の言葉はどれがベストなのか」。アパレルメーカー勤務の社会人1年生のAさんは迷うことがある。丁寧なのは「申し訳ありません」なのだろうが、取引先がイライラしている状況などでは「すみません!」の方が良いような気もするのだ。 これについて「急いで対応した方がいい状況のときは、『すみません』の方がいい」と話すのは、語感分析によるマーケティングなどを手がける感性アナリストの黒川伊保子さんだ。言葉が与える印象は意味だけでなく語感も影響する。「すみません」のSはスピード感のある音で、申し訳ありませんのMは立ち止まった印象を与える音なのだという。Aさんの考えは間違っていなかったのだ。 母音と子音に注目「失礼しま