2019シーズンが間もなく開幕するJリーグ。そのライブ中継を担う動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」には、注目すべき最新ネットワーク技術が使われている。 Jリーグの試合は、J1からJ3まで年間1000試合以上がDAZNによってライブ中継されている。ライブ中継では、スタジアムの制作現場からDAZNの拠点まで、映像を届ける伝送技術が活躍している。そのインフラの全体像を紹介しよう。 スタジアムなどでのライブ中継の現場では、映像・音声・付随データを一般視聴者に向けて安定して配信する目的で、IPを使ったリアルタイム映像伝送サービスが利用されている。 この特集では、英パフォームグループが提供する映像配信サービス「DAZN」による明治安田生命Jリーグ(以下、Jリーグ)の中継を例に、映像配信を実現する技術を解説する。Jリーグのライブ中継を支えているのはNTTコミュニケーションズの「映像ネット」である。