本当に「幸せ」な業種とは? 仕事と幸福の奇妙な関係、大規模調査で迫る:パーソル総研と慶應大分析(1/2 ページ) 仕事選びでは業務内容や収入、労働時間などの条件を考慮するのが一般的だ。では、一見かなり主観的な「幸福度」はどうだろうか。 人材系シンクタンクのパーソル総合研究所(東京都千代田区)と慶應大学は、各業界・業種の就労者が「幸せ」「不幸せ」をそれぞれどの程度感じているかという、「幸福学」の大規模調査を実施、7月に発表した。「幸福」と「不幸」を、それぞれ別の尺度として測った調査は珍しい。「幸せ度」で見た職種1位はマーケティング、といった結果になった。 ただ、その背景には単なる「幸せ・不幸せランキング」にとどまらない、幸福感と仕事の複雑な関係があるようだ。分析を担当したパーソル総研主任研究員の井上亮太郎さんに聞いた。 「幸せ度」ではマーケティングが首位、ただ…… 調査はパーソル総研と慶應大