これのアニメの評論をやったところ【あれはオリジナルだから原作はもっといい】という声が私のブログ、ニコ動の本編映像に寄せられたため、原作を読みました。 ネタバレを含めるので、未読の方はご承知の上で読むかお帰りください!! ラノベじゃないラノベ 私に言わせるとこれが素直な感想です。ラノベっぽくないのです。作りこまれた推理小説の側面が強いから。ただし、『文学の域に達しているか』と問われるとそれもNo!です。文学にしては雑ですし、ラノベにしてはやたらとリアル(グロも含めて)。 本日の論点 別にアニメにする必要がない(どこまで行っても小説) 無駄にリアルなキャラクター やっぱり、無理がある設定とシナリオ展開 いいヒール・悪いヒール アニメにしてみたいシーンがない 電撃文庫には申し訳ないが、なんでアニメ化する事が多いラノベの世界で神様のメモ帳なる作品が出たのかが僕にはわからない。 岸田メルさんのイラス
福島第1原発作業員が白血病によって死亡したというニュースがありました。まず、亡くなった作業員の方に哀悼の意を表します。 ■急性白血病:福島第1原発作業員が死亡 東電が発表 - 毎日jp(毎日新聞) 東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。外部被ばく量が0.5ミリシーベルト、内部被ばく量は0ミリシーベルトで、松本純一原子力・立地本部長代理は「医師の診断で、福島での作業との因果関係はない」と説明した。 東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。 作業と急性白血病での死亡の間の期間が短い
僕の父は、昭和20年、広島に生まれた。8月6日、命からがら市内から避難している。実際の話かどうかわかったもんじゃないが、わたった直後にその橋が崩壊した、ということがあったそうな。 祖父は、警察官をやっており、殉職している。 今は亡き僕の母方の祖父は、教師をやっていた。8月6日の惨劇のあと、生徒やその親を探しに市内に出ている。結果として、少なからず残留放射線を浴びたことは、その肩にケロイドとして示されていた。その二年後に、母は生まれた。 父も、母方の祖父も、被爆者として認定されている。 結果として、被爆者2.5世としての僕が生まれたときに祖父母が真っ先に気にしたのは「五体満足で生まれたか」ということだった。遺伝的な影響がわからない。そういう時代だった。 初期の核爆弾ということもあったのかもしれない。結果として、放射線による遺伝子への損壊は、その機能を停止させることはあった(=放射線被曝による
前エントリで上野千鶴子さんへの返答その1とその2を掲載したけれども、そのあいだにあったのが、以下のポスト。上野さんが「憶測ばかりだ」と言うから、だったら具体的な話を出そうと元スタッフの体験談を出したら、上野さんはさらに怒ってしまったという結果に。元スタッフの方の承諾も得たので、固有名詞を伏せたうえで、以下に掲載します。文中Aさん、Bさんとなっているのは、雇用者側の二人。 ちなみに、この体験談をシェアしてくれた元スタッフの方は、ML上で自身の体験について発言された方とも、山口智美さんが言及されている山口さんの友人とも、また別の方です。ここに書かれているようなことは、一人や二人の元スタッフが言っていることではないということ。 こんにちは、みなさま。 おまえの話は憶測ばかりでけしからん、という声もありましたので(てかー、わたしは気を使ってわざとはっきり書かないでおいただけなんですけどー)、***
前回は,Mmゲノムの人工合成法について解説した. 今回は実験内容と結果の続きとして,Mmゲノムの移植による人工細菌の創出と,「半合成ゲノム」を持つ細菌の創出の2つについて解説する. 研究の流れ2:Mmゲノムの移植 図3. 人工合成Mmゲノムの移植と人工細菌の創出. 移植方法については,2009年に出版された以下の論文に掲載されており,今回の論文では詳しい説明が省略されている*1.ここでは概略だけを説明する. Creating Bacterial Strains from Genomes That Have Been Cloned and Engineered in Yeast. Lartigue. C. et al. Science. Sep. 25, 2009 人工合成Mmゲノムの移植 研究の流れ1.で,人工合成したMmゲノムを酵母の中で組み立てることができた.人工細菌を創るための次のス
最初、印刷は筆写を加速したものに過ぎなかったけど、たくさんの印刷物が行き交うようになると、それが公共圏となり最終的に国民国家を生んだ。国民国家の中核には言論によって維持される「民族」という幻想があって、それは言論のプラットフォームが無いと維持できないものだ。 機械は、最初、その時存在するリアルを加速する為だけに使われるが、それが一般化して自律的に動きはじめると、それが今までとは別の形のリアルを生み出す。 コンピュータネットワークは、これまで、それ以前に存在したリアルを加速する為に使われてきたが、そろそろ、これまで存在しなかった別のリアルを生み出すフェーズに来ているのではないだろうか。 メールは文書による伝達を加速しただけのものだったから、「宛先」とか「送信元」とか「タイトルと本文」とか「添付」とか「配信(配達)」とか、アナロジーで説明できたけど、twitterはそうではない。twitter
いや、ごくちょいと。 昨日のこれの続きのような話。 ⇒ちょっと野暮なツッコミしとくかな - finalventの日記 関連は。 ⇒[書評]「はだかの王様」の経済学(松尾匡): 極東ブログ ⇒World 3.0 という雑想: 極東ブログ ほいで、ちょいとというのは、マルクスは市場をどう考えていたのか。 一般的に社会主義と市場主義(?というのは新自由主義とか同じで定義が意味不明っていうか新自由主義とかいうやつノータリンじゃないのか)というのは対立して考えられている。そして、一般的によくあるおサヨクさんは、市場主義(?)や市場社会、市場経済を否定しちゃう。それこそ、格差の原因だとかぬかして。 おサヨクさんがそうなっちゃうのは、前のエントリでもそうだけど、吉本隆明がすぱっと言ったように「右翼とか左翼かというのはスターリンの作った概念」でしかない。で、レーニンにも責任があるんだけど、日本とかにうじゃ
以前にも書いたが、民族意識というのは、子孫のなかに自己の永世を見るという、いわば輪廻思想の変形みたいなものだが、それが民族として国家に集約されれば、永世を見たいと願う死者たちは民族の国に招魂されてしまうというのは、そう考えてみると、ごく普通の論理ではあるな(ちなみに私自身はこうした宗教観は持っていない、というか、一種のモデルとしてそう述べているだけ)。 こうしてみると、マックス・ウェーバーが方法論的に宗教社会学において来世意識のモデルを置いたというのは、やはり賢いモデルの立て方というのはある。ただ、ウェーバーにとって民族というのはそれほど相対化されていなかったようには見えるが。 このモデルと一神教については、ユダヤ教のようにもっと直接的に子孫の繁栄と約束された土地(国家)という幻想における、時間的な証人のような意味が強いのだろう。その意味で、日本の「万世一系」とやらの天皇もその点からは似た
ふたたびブラック・ライブズ・マター(BLM)運動に関連して、わたしがとても大切だと思うけど、ツイッターで説明しようとしたところ、あまりうまく伝わらなかったと思うことがあるので、もう少し丁寧に説明してみようと思う。なお、BLMの日本語訳としては、人類学者の竹沢泰子さんの案「黒人の命を粗末にするな」が良いと思うので、ここではそれを採用する。竹沢さんについては、「『慰安婦』問題と未来への責任 日韓「合意」に抗して」(2017年、大月書店)に寄稿した文章において、「慰安婦」問題に関連して彼女が米国でおこなったことをわたしは批判しているが、それは別としてBLMの訳はこれまで見てきたものの中で一番語弊がなく、本質を表していると思う。 Read the rest of this entry »
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く