うどんの切れ端や食べ残しからエタノールを作り、うどんをゆでる燃料として活用、省エネとごみ減量化を進める取り組みを、県内のうどん店や機械メーカー、NPOが4月から始める。名付けて「うどんまるごと循環プロジェクト」。関係者による初会合が13日、高松市であり、「うどん県」ならではの循環モデルの確立を誓い合った。(田阪綾子) 計画では、高松市の機械メーカー「ちよだ製作所」が開発したプラントで、うどんを発酵させ、エタノールを抽出。うどん店で燃料に使う。 残りかすは堆肥や液肥に加工し、うどん用小麦「さぬきの夢2009」や青ネギの栽培に活用。混入物が多い食べ残しからも別の装置でメタンガスを取り出し、発酵プラントで使う。讃岐うどんの世界で資源循環をほぼ完結させるのがポイントだ。 同製作所は2年前からバイオ燃料の研究に取り組み、4日間でうどん200キロからエタノール60リットルを作る技術を確立した。 うどん