三種類の暗号 暗号法は2019年10月に可決されていたもの。暗号は「核心暗号」「一般暗号」「商用暗号」の3つに分けられている。 「核心暗号」と「一般暗号」は共に、国家の機密情報を守るための暗号で、「核心暗号」の方が機密度が高い極秘情報を守るものだ。 この二つは安全保障にも大きく関わるため、中国政府が厳格に管理することになる。 一方の「商用暗号」は国家機密以外の情報を守る目的で、政府や一般企業などの提供する情報インフラを保護するものとなる。この暗号については、特に、ブロックチェーンも含む、暗号に関連する産業の発展を奨励することに重きが置かれている。 中国政府は仮想通貨取引を禁止している一方で、ブロックチェーン産業を国家の中核事業と位置づけて促進していくことを決めており、特にデジタル人民元の発行計画は海外からも注目されている。 尚、今回の法律は大枠を定めるものであり、具体的な運用については、別