ベネズエラ・カタトゥンボのマラカイボ湖上で発生した雷(2021年9月11日撮影)。(c)AFP/Federico PARRA 【10月9日 AFP】次々と光る稲妻が高床式住宅の水上集落を照らす。南米ベネズエラにあるマラカイボ湖(Lake Maracaibo)は、「世界で最も稲妻が多い場所」としてギネス世界記録(Guinness World Records)に認定されている。 カタトゥンボ(Catatumbo)川が流れ込む湖は南米最大で、米航空宇宙局(NASA)によると毎年1平方キロ当たり平均233回の稲妻が起きるという。一晩に数万本の稲光が走るのだ。 科学者と観光客を引き付けてきたこの現象は、北西部スリア(Zulia)州に位置するマラカイボの湖上集落で暮らす人々にはカタトゥンボの「灯台」と呼ばれ、何世紀にもわたって夜の闇の中、船で航行する際の助けとなっている。 雷鳴はなく、稲光だけが走る壮