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2023年1月21日のブックマーク (5件)

  • 中国は「力」をどう使うのか 加茂具樹(著/文) - 一藝社

    紹介 “不安全感”のなかの中国――状況へ適応する国家から、状況をつくり出す国家へと転換するこの大国は、どこに向かおうとしているのか。書は、その理解のために必要な、以下の3つの問いを立てた。 第1は「中国政治」をめぐる問い。中国共産党による一党支配は、なぜ持続してきたのか。 第2は「中国経済」をめぐる問い。共産党による一党体制の下で中国は、なぜ経済成長を持続してきたのか。 第3 は「国際政治」をめぐる問い。中国は、どのような国際秩序を必要としているのか。そのために、どのように「力」を使おうとしているのか。 以上を全13章にわたって、12人の研究者が多角的に問いかける。 目次 【第1部】なぜ支配は持続してきたのか―中国共産党の統治能力とその行方 第1章:中国共産党一党支配をめぐる問い(加茂具樹) 第2章:毛沢東時代の遺産と中国社会(鄭浩瀾) 第3章:中国共産党と国有企業(Macikenait

    中国は「力」をどう使うのか 加茂具樹(著/文) - 一藝社
  • オーウェルの薔薇 レベッカ・ソルニット(著/文) - 岩波書店

    紹介 ジョージ・オーウェルが一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出会いから、見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて、精神の源を探るソルニット。豊かな思索の旅は、オーウェルの人生とその時代から、化石燃料としての石炭、帝国主義や社会主義と自然、花と抵抗をめぐる考察、薔薇産業のルポ等を経て、未来への問いへと続く。 目次 Ⅰ 預言者とハリネズミ 1 死者の日 2 フラワー・パワー 3 ライラックとナチス Ⅱ 地下にもぐる 1 煙、頁岩、氷、泥、灰 2 石炭紀 3 闇のなか Ⅲ パンと薔薇 1 薔薇と革命 2 私たちは薔薇を求めてもたたかう 3 讃えるもの 4 バタートースト 5 昨日の最後の花薔薇 Ⅳ スターリンのレモン 1 燧石の小路 2 噓の帝国 3 レモンを強いること Ⅴ 隠棲と攻撃 1 囲われた土地 2 上流階級 3 砂糖と芥子とチーク材 4 オールドブラッシュ 5 悪の華 Ⅵ 薔薇の値

    オーウェルの薔薇 レベッカ・ソルニット(著/文) - 岩波書店
  • 死者は生者のなかに 西成彦(著/文) - みすず書房

    紹介 「私がトレブリンカにおいてはじめて耳に聞こえてきた詩のいくつかは私がなんのために詩を書くのかという問いに対するもっとも明快なメッセージだった。アウシュヴィッツ後に詩を書くことが可能か可能でないか、そうするべきかべきでないかというアドルノたちの問いに対しての答えがここにある。私たちの探究はそのときから始まったのだ」(J・ロゼンバーグ) 「自身が〈ホロコースト経験者〉であろうとあるまいと、その時代を生きのびた〈サバイバー〉たちが〈生者〉の〈特権〉でもあり〈責務〉でもある〈考古学者〉として務めを果たそうとした痕跡」を追いかける試み。ウィリアム・スタイロン、I・B・シンガー、エリ・ヴィーゼル、プリモ・レーヴィ、アンナ・ラングフュス、イェジー・アンジェイェフスキ、イェジー・コシンスキ、サミュエル・ベケット…。ポーランド文学・イディッシュ文学のスペシャリストが満を持してとりくんだ待望のホロコース

    死者は生者のなかに 西成彦(著/文) - みすず書房
  • 傷つきやすいアメリカの大学生たち ジョナサン・ハイト(著/文) - 草思社

    紹介 暴力を伴う講演妨害、教授を糾弾し罵倒…… キャンセルカルチャーポリコレ問題の背景を知るための必読書。 全米ベストセラー、待望の邦訳! 〈内容より〉 「不快」を理由とする講演妨害が横行 言葉尻を捉えて教員を糾弾、辞職へ追い込む 大学教員の政治的多様性が低下。左に偏向 未熟で脆弱、不安・うつが多い「Z世代」 親はすべてを危険と捉え過保護に育ててきた 大学が極端な市場重視に。学生はお客様扱い 立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。 教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。 さらには教授や学部長、学長までを軟禁し、暴言を浴びせる――。 アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。 彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか? 言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、 さらには対策までを示し

    傷つきやすいアメリカの大学生たち ジョナサン・ハイト(著/文) - 草思社
  • 決定、2022年マライ・メントライン文芸賞!『ロマニ・コード』(角悠介)を驚異と言わずなんとする - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    2022年マライ・メントライン文芸賞は『ロマニ・コード』(角悠介)に決定! ロマ言語の探究解析を行う若手言語学者のフィールドワーク体験記であり、実は「丸山ゴンザレスや村田らむのルポルタージュに近い」など、熱く、濃く推しまくるマライ・メントラインの授賞の弁をどうぞ。 マライ・メントライン文芸賞を授与する 2022年、個人的に最高に凄かった&おもしろかった小説は、小学館『STORY BOX』誌に書いた通り『地図と拳』(小川哲)だ。が、もっと広義の「文芸」という観点からベストオブベストを選べと言われたら、これはもう『ロマニ・コード』(角悠介)しかない。よって私は重い腰を上げて作にマライ・メントライン文芸賞を授与する。マライ・メントライン文芸賞とは、私が「めったに無い特殊で深いおもしろさ」を感じ、かつ、メジャーな批評家があまり取り上げなさそうなに遭遇したときにのみ起動する、なんの権威もへちまも

    決定、2022年マライ・メントライン文芸賞!『ロマニ・コード』(角悠介)を驚異と言わずなんとする - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ