あの「機械が歌っているにしては上手い」けど「生身の歌手としてはヘタクソ」なヴァーチャルヴォーカリストをすごいすごいと礼賛するのは、やっぱりオタク層なんだと思う。 非オタク層にとっては「機械が歌っていること」は、それほど関心度が高いことではなくて、初音ミクという存在を知るきっかけにしかなっていなさそう。 ニコニコの関連動画を見ても、(オリジナルらしい楽曲も数点あるようだけど)その多くは「ミクにhogehogeを歌わせてみた」というものばかりで、それを聴いても「コンピュータが歌うヘタクソなカラオケ」程度にしか感じなかった。酔っ払っている時でも、他人のヘタクソなカラオケはあまり聴きたいと思うものではない。 初音ミクが非オタク層を含む多くの人に「これはすごい!」と思われるようになるためには、ヴァーチャルアイドルカラオケごっこからの脱却、つまり、優れたコンポーザーによる多くのオリジナル作品が必要なん