なぜなら、もし先のメールに対して、「上司が期日までに返事のメールを返してきたら、あなたは10万円がもらえる」としましょう。あなたは当日まで放っておくでしょうか? たぶん、そんなことはしないでしょう。 ということは、先のように「メールを送りっぱなし」にしていること自体が、「当事者意識が低い」ことの証明です。これはできる経営者や上司が最も嫌がるスタンスです。 「このひとつの仕事が完成すれば、自分は10万円もらえるとしたら、どうするだろうか?」と、いつも自問自答してみてください。きっと「ひとつのメールの送り方」も変わるでしょうし、「当事者意識が飛躍的に上がる」でしょう。 効率ばかりを追求すると、こういった一見すると手間の掛かる個別対応がまっさきに切り捨てられがちです。自分の手間を削減したいがために、もっともらしく「すでに一度連絡しているのだから、それでもやらなかったのなら、相手に非がある」と主張