睡眠時無呼吸症候群に対する治療法として、自分の口にあったマウスピースを作成し、下あごを前の方へ5~10mm程度出す方法があります。下あごを前方へ移動させると、狭くなっている気道を広げることができるため、マウスピース治療は睡眠時無呼吸症候群に効果があるといわれています。 特にあごが小さく、肥満がない睡眠時無呼吸症候群の方、軽度から中等症の睡眠時無呼吸症候群の方に効果を期待できる治療法です。 マウスピースは、呼吸器内科や耳鼻科と提携している睡眠時無呼吸症候群の診療を専門とする歯科医に依頼して作成します。ただし、重度の睡眠時無呼吸症候群の方には効果が見られないこともあるので、医師とよく相談してから治療を行います。 比較的手軽にできそうな印象があるマウスピース治療にも、メリットとデメリットがあります。 まずメリットとしては、口にはめるだけの治療で簡単にできること、簡単に作れて長く使用できるので医療