出産直後の集中治療室(ICU)、退院後の不安、抑うつ、そして心的外傷後ストレス障害(PTSD)、これらが集合して家内は不眠症という病に侵されていきました。それが本当の意味で始まったのは、子供が3歳から4歳になろうとしていた頃、3回目の米国留学から帰国した夏でした。 それから約12年間、私と子供は家内に宿った病と言う魔物と闘わなければならなくなりました。 苦しかった12年間のことを何度も何度もパソコンに打ち込もうとしました。しかし、どうしても書き進めることはできませんでした。今はまだ、長く暗い時のトンネルを逆行することができないようです。ありったけの苦しみを、ここに書き留めるだけの覚悟と勇気を持ち合わせていないようです。 Twitterで、最近、貴重なコメントをいただきました。限られた字数であるにも関わらず、医師、あるいは医療に対する不満が書き留められていました。「その分野では有名と言われる