2019年5月29日のブックマーク (4件)

  • サル化する世界 - 内田樹の研究室

    「ポピュリズムと民主主義について」という標題である媒体から寄稿を依頼された。字数が限られていたので、言いたいことを書ききれなかった。ロングヴァージョンをここに掲げる。 「ポピュリズム」というのは定義のむずかしい言葉である。政治用語として頻用されているが、それは必ずしもその語の定義についての集団的合意が成立していることを意味しない。 術語の定義は、ふつう同一カテゴリーに属する他の語との差異に基づいて理解される。だから、「民主主義」の定義ははっきりしている。democracyは誰が主権者であるかによる分類法であるから、これの対義語は「王政(monarchy)」や「貴族政(aristocracy)」や「寡頭政(oligarchy)」や「無政府状態(anarchy)」などである。だから、誰かが「民主主義を廃絶せよ」と主張したとすれば、その人は代替するどれかの政体の支持者であることを明らかにしなけれ

    k-yakou
    k-yakou 2019/05/29
    “その意味では、データをごまかしたり、仕様を変えたり、決算を粉飾したり、統計をごまかしたり、年金を溶かしたりしている人たちは「朝三暮四」のサルとよく似ている。”
  • 坂口安吾 意慾的創作文章の形式と方法

    小説の文章を他の文章から区別する特徴は、小説のもつ独特の文章ではない。なぜなら小説に独特な文章といふものは存在しないからである。 「雨が降つた」ことを「雨が降つた」と表はすことは我々の日常の言葉も小説も同じことで、「悲しい雨が降つた」なぞといふことが小説の文章ではない。 勿論雨が「激しく」降つたとか「ポツポツ」降つたとか言はなければならない時もある。併(しか)し小説の場合には、雨の降つたことが独立して意味を持つことはまづ絶対にないのであつて、何よりも大切なことは、小説全体の効果から考へて雨の降つたことを書く必要があつたか、なかつたか、といふことである。 小説の文章は必要以外のことを書いてはならない。それは無用を通りこして小説を殺してしまふからである。そして、必要の事柄のみを選定するところに小説の文章の第一の鍵がある。 即ち小説の文章は、表現された文章よりもその文章をあやつる作者の意慾により

  • 機忍兵零牙 - 基本読書

    いやーもうこれ、個人的には大好き。好きすぎる。機龍警察 - 基読書の著者による、別シリーズ。あらすじは以下の通り 凡そこの世に非ず、別の世界より来たる者を忍びと云う——数多の次元世界を制する支配者集団<無限王朝>と戦い続ける、伝説の忍び<光牙>。その一人、零牙に与えられた任務は亡国の姫と幼君の護衛であった。亡命の旅路を急ぐ一行の行手に、無限王朝きかの骸魔忍群が立ち塞がる。激突する機忍法、その幻惑の奥儀の数々よ。生き残るは果たして光牙か骸魔か。絢爛たるゴシック世界、生と死の無明の狭間に展開する死闘の粋!(太字:冬木) うおおおおおおお!! 数多の次元世界を制する支配者集団無限王朝!!!?!?とか伝説の忍び<光牙>!?!?!?!?!とかマジ……マジ……かっこよすぎて───もう────もう!!!!! 濡れるッ!!(若干取り乱しております しかもねーーーーそれだけじゃないんですよーーーーー。謎の

    機忍兵零牙 - 基本読書
    k-yakou
    k-yakou 2019/05/29
    “まさに山田風太朗の甲賀忍法帖の世界!!!”
  • マネジャーは、なぜ部下の提案を無視するのか その原因は本人でなく、組織にあるかもしれない | チームマネジメント|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    会社の問題点を最も的確に把握しているのは、現場で働く従業員たちである。組織のパフォーマンスを高めるうえで彼らの情報は有用なはずだが、マネジャーが現場からの意見やアイデアを歓迎するとは限らない。それどころか、意識的に無視することすらある。従来、その問題はマネジャー個人の資質によるものだとされていたが、実は組織の問題であることが明らかになった。 従業員が新たなアイデアを出し、懸念や問題を提起すると、組織は革新を起こし、パフォーマンスを高める。従業員は往々にして現場の問題を真っ先に見つけるので、その情報は経営上の意思決定に非常に役立ちうる。 けれども、マネジャーが従業員のアイデアを必ず奨励するとは限らない。それどころか、従業員の懸念を積極的に無視したり、マネジャーの振る舞いが原因で従業員は声を上げる気にまったくならなかったりすることすらある。 ここに、1つの矛盾がある。マネジャーはなぜ、部下の意

    マネジャーは、なぜ部下の提案を無視するのか その原因は本人でなく、組織にあるかもしれない | チームマネジメント|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
    k-yakou
    k-yakou 2019/05/29
    “マネジャーの長期的な視野を培い、短期的な要求事項から一歩退く機会を与えよう。”