詳しい内容は書籍を読んでいただくとして、今回はそこを起点に「正しい褒め方」について考えてみましょう。 書籍によれば、つい10年ほど前まで、アメリカでも「子どもや新入社員は、ほめて伸ばすのがいちばん。そのほうが自信がつくから」と教育することが多かったそうです。実際、日本でも「ほめておだてないと、若者は辞めてしまう」などと言われたものです。 ところがそのやり方は誤りだったことが分かり、現在ではその方針は修正されつつあるのだとか。 というのも、ただやみくもに「お前はすごい」「あなたはすばらしい」とほめられて育った子どもや社員は、確かに「自信のようなもの」を身につけますが、それは「尊大さ」とも言うべきハリボテの自信。スノッブで偉そうだけれども、ひとたびピンチに陥るともろくも自我が崩れ去りパニックに陥ってしまうのです。裸の王様のようにプライドばかり高めてしまうのは、本人のためにもなりません。 では、