須玖岡本遺跡の見学後も少し時間があったので、福岡平野を北東へ3㎞横切って月隈丘陵裾の今里不動古墳へ向かいました。 狭い急坂を上がる途中に入口が。車の場合は駐車場所を探す必要があります。 ”門”に表示があるのは心強いです。 そこからは下り道。 降り切ったところに説明板があります。 福岡市指定史跡 今里不動古墳 昭和62年3月30日指定 この古墳は福岡平野の東南部に位置し、月隈丘陵からのびる小高い丘の上に作られた古墳時代後期(6世紀末~7世紀初頭)の直径34mの円墳です。 墳丘の中には死者を葬る両袖型の横穴式石室があります。花崗岩の大きな石を組み合わせて作られたこの石室は、奥室(玄室)の前に前室をもつ複室構造で、このように大きな構造の石室は数少なく、福岡平野でも最大級のものです。 当時、御笠川中流域を治めた有力豪族のお墓と考えられ、古墳時代社会及び古墳の変遷を知る上で貴重なものです。 昭和62