趣味と言えるほどの趣味ではないが、たまに山に登っている。何度か登っていると、登山で大事なことは仕事にも通じるな、と登りながらこじつけて考えられるほどに、多少は余裕が出てきたのだ。 登山で大事なことは、方向を見失わないことだ。目指す頂きはどこで、今どちらを向かっているのか確認して進む。もし間違っていたら、その道程は徒労に終わるし、遭難することだってある。 おかしいと思ったら、いつでも立ち止まって、自分の位置と方向を確認する。立ち止まることを恐れる必要はない。これは仕事も同じだ。ちゃんと正しい方向に向かっているかどうかが大事なのだ。 そして、どんな高い頂きも、その先を見たら本当に登れるのかと思ってしまうときもあるけれど、そんな時も目の前の道を一歩一歩じっくり止まらずに進めれば、気づけばたどり着くことができる。 遠い先を見て仕事をすることも大事だけど、目の前の仕事をしっかりと淡々と続けていくこと