大阪地検特捜部で郵便不正事件を摘発した検事はだれか? この質問に答えるのは今ではそれほど難しくないはずだ。 主任検事は前田恒彦であり、彼を指揮する立場にあった特捜部長は大坪弘道、同副部長は佐賀元明だ。大阪地検のトップである検事正や次席検事ポストにあった検事を認識できる人もいるだろう。 前田、大坪、佐賀の3人とも、連日のように新聞に顔写真付きで登場したからだ。郵政不正事件に絡んだデータ改ざん・隠ぺい事件で逮捕・起訴され、「捜査する側」から「捜査される側」へ転じたためだ。 郵便不正事件の摘発に取り組んでいた当時、3人は「捜査する側」として新聞に取り上げられただろうか。厚労省の雇用均等・児童家庭局長だった村木厚子を逮捕した時はどうだったか。 紙面上では、郵便不正事件に絡んで組織としての大阪地検は数え切れないほど紙面をにぎわしているにもかかわらず、同事件を率いていた3人が登場することはほとんどなか
「ソーシャル・ジャーナリズム」のビジネスモデルはできるのか 田原総一朗、長谷川幸洋、佐々木俊尚、津田大介シンポジウム vol.2 津田: いまメディアに対してもにも政治に対しても閉塞感が広がっています。たぶんネットで小沢一郎さんを支持していた人は、小沢一郎ならそれを打破してくれるんじゃないかと、というところがあったと思うんです。 僕は情報通信政策とかが専門分野ですけど、やっぱり「小沢さんか、菅さんか」という選択なら、小沢さんのほうが良かったかなという気がします。今回、原口(一博)さんが総務大臣を降ろされましたよね。 原口さんにはいろんな評価があるとは思いますけど、原口さんになったことで、いままでの総務大臣だったら間違いなく議題にも上らせなかったような問題が議論されることになりました。 電波オークションの話だとか日本版FCC(通信・放送委員会)を作りましょうという話だとか、いろいろな第三者機
vol.1 はこちらをご覧ください。 vol.2 はこちらをご覧ください。 田原 この間、元財務官僚の榊原英資と話していたら、彼がこう言っていました。これからはほっておくと200兆円くらいは借金を作らざるを得ない、財政出動しなきゃいけないと言ってました。 長谷川 日本政府がですか? 田原 ええ。彼は近く、世界大不況になると言ってるんですよ。 長谷川 僕は8月危機じゃないかなと思ってるんです。 田原 だから、そんなときに消費税を値上げなんていうんじゃダメだ、財政をどーんと出す必要があるんじゃないかと。榊原さんは財政を出してもだいじょうぶだという論者ですからね。 長谷川 どちらかというと財政出動に傾いている人ですからね。 田原 日本は預貯金が1400兆円ある。800兆や900兆円借金があるからと大騒ぎするなという。 日銀が国債を買って、マネーの量を増やすべきだ 長谷川 私は財政出動よりかは金融
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く