私はめったに人を「尊敬」はしない。リスペクトとかは、語感自体が好きではないけれど、開発できる人は正直「尊敬」したくなる。でも残念ながら、タスク管理系のツールには欲しいものが見つからない。だから本にはあんなことを書いてしまった。でも開発者の方には敬意を払いたいと常時思っています。 それにしても、「シンプルを旨としたサクサク仕事が片づく」とうたっている、□+一文が入るだけのツールが多すぎると思う。そのほかの高機能ツールはほとんど全てが「GTD準拠」だ。GTD準拠ツールが多いのは当然で、なくてはならないと思うけれど、全部がそうでなくてもいいだろう。 欲しい機能だけが入ったシンプルなツールというのがベストである。しかしつきつめるとそれは、自分で作ったツールということになる。自分でツールの作れない私のような人間は、「欲しい機能の入ったツール」を探す。するといきおいそれは「高機能」にならざるを得ない。