群馬県内の老舗旅館と農家らがタッグを組み、県産食材と“群馬愛”をたっぷりと包み込んだギョーザが誕生した。その名も「グンマ」。県産のキャベツ、ニラ、「上州麦豚」を使い、三つの素材のおいしさを前面に押し出す。2月から県内のギョーザ自販機やネット通販などで販売し、食で群馬の魅力度アップを目指す。(斯波希) ギョーザの正式な商品名は「三つのうまっがギュッとつまった『グンマ』という名の餃子(ぎょうざ)」。 仕掛けたのは、みなかみ町の老舗温泉リゾート「源泉湯の宿松乃井」の福丸泰正さん(49)。3年前まで、兵庫県内の人気道の駅で支配人を務めていた経歴の持ち主だ。 群馬県内の観光業が落ち込む中、道の駅運営で培ったノウハウを生かし、食を核に地域の魅力をアピールしようと、松乃井で商品開発などを企画。県内の農家や、食肉卸の上州ミート(前橋市)などに声を掛け、コラボ商品の第1弾として今回のギョーザを完成させた。