キノコホテル創業以来最大規模の単独実演会となった「人間狩り」東京公演。過去何度も新宿LOFTのステージを踏んだ彼女たちだが、単独での実演会は今回が初めて。ライブはキノコホテル支配人・マリアンヌ東雲(歌と電気オルガン)を除く3人によるインスト演奏で幕を開けた。 およそ10分ほどのインプロビゼーションののち、満を持して登場したマリアンヌがアンニュイな声で「お待たせ」と告げ、そのまま「静かな森で」に突入すると、客席からは大きな歓声が上がった。続いて次の曲へと移行するかと思いきや、なぜかイザベル=ケメ鴨川(電気ギター)とファビエンヌ猪苗代(ドラムス)が楽屋へ帰ってしまう。ファービーはタオルを取りに行っただけだったが、ケメがなかなか舞台袖から出てこず、エマニュエル小湊(電気ベース)との長い場つなぎのMCに「ロフトプラスワンじゃないんだから」とうんざりしてしまう支配人。どうやらファズ(エフェクター)が