私は、大学を卒業してから、ずっと東京で働き、2010年に長崎に戻ってきたのですが、戻ってきてから、東京では気づかなかったことにいろいろ気づきました。 東京でも働いていた会社がベンチャー企業だったので、伝統的な大手企業や官公庁とは組織風土が違っていたのですが、地方の企業や官公庁は、さらに違うと感じました。 東京で働いていたとき、インドのIT企業にシステム開発を頼んでいて、会社の人たちと「やはりインドと日本は違うねえ」と、言っていたのですが、長崎に戻ってきて、「あっ、あのインドの会社のほうが、じつは感覚が近かった!」と思うようなことが多々ありました。 何を言いたいのかというと、場所、環境は、思っている以上にそれぞれ違うものだというのがひとつ。 そして、もうひとつは、しかしながら、そこに慣れてしまうと、「世の中はそういうものだ」「これが常識だ」と思いがちなので、気をつけたほうがよいということです