台湾の新北市瑞芳区にある街、猴硐(ホウトン)。ここは「猫村」と呼ばれる、にゃんこの楽園。猫たちは、街中を気ままに散歩して、お気に入りの場所で昼寝しています。
フルサトをつくる 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 著者:伊藤 洋志 出版社:東京書籍 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション フルサトをつくる——帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 [著]伊藤洋志、pha 参勤交代を復活すべきだというのが、養老孟司の説である。都市と地方の格差解消策、過疎化対策として有効なことはわかるが、現実的に無理だろうと思っていた。 しかしこの本を読んで、参勤交代は復活できると確信した。しかも、上からの強制によらず、各自が勝手に、自分たちの帰る場所を見つけ、それを自分のフルサトとして再定義することができれば、結果としてそれが現代の参勤交代となり、日本を救うかもしれないのである。 2人のニート、ギーク(オタク)っぽくてゆるめな若者の主張が説得力を持つのは、2人が縁もゆかりもなかった熊野という場所に通って、新しいフルサトつくりを実践し、それなりの成果を獲得し
サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 著者:ロバート・M.サポルスキー 出版社:みすず書房 ジャンル:自然科学・環境 サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 [著]ロバート・M・サポルスキー ケニヤの森で20年以上にわたりヒヒの群れを観察した神経科学者の回想録だ。裏表紙にある「抱腹絶倒のノンフィクション」という謳(うた)い文句は看板倒れではない。ニヤニヤ笑いが込み上げるという点では近年屈指の本だった。 まずヒヒの研究を開始した理由が振るっている。著者の研究はストレスが人間の身体にどんな悪影響を及ぼすか。その調査にヒヒを選んだのだが、なぜヒヒかというと、彼らは1日4時間しか狩りをせず、あとはお互いを精神的に煩わせることに使っているからだという。つまりそこは人間と同じ、というわけだ。 ヒヒに旧約聖書由来の名前をつけて諧謔(かいぎゃく)的に語
エラスムス 人文主義の王者 [著]沓掛良彦 エラスムスはルターとの対比で語られることが多い。行動派で勇猛果敢な後者に対して、前者は思索的で優柔不断な人と、どちらかといえばエラスムスに分が悪い。しかし、本書を読むと、こうしたイメージは一変する。 「もの書く男」としての生涯を貫いたエラスムスは、当時の絶対権力者、ローマ教皇を「世界のキリスト教会の疫病」と呼んだ。『痴愚神礼讃(らいさん)』では「どれほどさまざまな商売、どれほどの莫大(ばくだい)な収穫と、大海をも埋め尽くすほどの財貨」と、言い尽くせないほどの利権を手にした教皇を、類いまれな筆力で痛烈に批判している。この本が出版されたのは、ルターが宗教改革の狼煙(のろし)を挙げた1517年より8年も前のことである。 「エラスムスが卵を産み、ルターがそれを孵(かえ)した」宗教改革は、ルターによって「似ても似つかぬ雛(ひな)」(プロテスタントという巨大
犬と人の生物学―夢・うつ病・音楽・超能力 [著]スタンレー・コレン WHO(世界保健機関)の統計などを参考にすると、世界には5億2500万頭の犬がいるそうだ。オオカミ(約40万頭)より圧倒的に多い。犬は「人間が暮らす場所」に適合して、「種としての存続に成功」したわけである。 その犬の性格と感情を、人間は正しく理解しているか、心理学者、愛犬家の立場から分析を試みた。「犬は世界をどんなふうに認識しているか?」などの柱を立て、「犬は本当にうつ病になるか?」といった71の設問をからませて知られざる生態を説く。興味のある指摘が多く、愛犬家ならずとも犬の一挙手一投足が愛らしくなる。犬の嗅覚(きゅうかく)は訓練次第で人間のがん細胞を発見する、初歩的な数の理解は持っている、もし犬にマウンティングされたら「俺の方が上位だぞ」と言われている、犬を飼うと心臓疾患の人には効果があるなど、犬も必死に人間の感情や状態
浅田孝 つくらない建築家、日本初の都市プランナー 著者:笹原 克 出版社:オーム社 ジャンル:技術・工学・農学 浅田孝―つくらない建築家、日本初の都市プランナー [著]笹原克 去年、生誕100年の丹下健三がブームである。「国立屋内総合競技場」をオリンピックのために設計した丹下は、日本が最も輝いた時代を、見事に建築へと昇華させた。 丹下は弟子もすごかった。槙文彦、磯崎新、黒川紀章。戦後日本をデザインしたのは彼ら丹下軍団だった。その軍団の中で、もっともミステリアスな天才が、浅田孝である。 先輩が「浅田はすごかった。キレすぎた」と、口を揃(そろ)えるから僕も興味を持った。しかし、スター的弟子に較(くら)べて無名で、建築をほとんど残していない。だから甥(おい)にあたる哲学者浅田彰も、「結局は失敗した建築家だったというべきだろう」と総括した。しかし、彰は、孝に「モダニズムというものの弱さを、そして栄
ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)でインタビューに応じた霊長類研究学者のジェーン・グドール(Jane Goodall)博士(2014年7月29日撮影)。(c)AFP/TONY KARUMBA 【7月30日 AFP】有名な霊長類研究学者のジェーン・グドール(Jane Goodall)博士(80)が29日、世界の類人猿は数十年内に絶滅する可能性があると警告し、人類の「親戚」が絶滅しないよう人々に行動を呼びかけた。 ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)でAFPのインタビューに応じたグドール博士は「今、行動を起こさないと、類人猿は生息地の破壊と密売のために消滅するだろう」と語った。 英国の科学者で、タンザニアのゴンベ国立公園(Gombe National Park)で50年以上チンパンジーの研究を続けている同博士は、世界21か国に生息するチンパンジーの数が、半世紀前の200万匹から現在は30
デアゴスティーニ・ジャパンの付録付き雑誌シリーズの1つ「週刊ロビ」の最終号が、7月29日に発売されました。毎号付いてくるパーツを集めることでロボットが作れると話題になった「週刊ロビ」──1年半・70号にわたって律義にパーツを集め続けたファンにとっては、待望の“初起動”のときがやってきたわけです。ネットには、完成したロビくんの動画や写真が続々とアップされているのですが……そのなかでひときわ悲劇的な動画がありました。 ロビくんの性格を決めるための簡単な質問に答える作業が終わり、ついにロビくんが立ちあがって踊る…………と思ったら転けた!!!! カーペットの上でバランスを崩してしまったロビくんをすかさずご主人様が立たせるも、踊りの途中で再び転ぶ!!! そして、変な方向に曲がった腕から煙を吐くロビくん(※)。へーこんな機能が……ってこれ壊れてしまったってヤツですね分かります!!!! それじゃあ、踊る
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