今回の立憲民主党代表選について議論する場合には、2017年の民進党代表選を思い出す必要があろう。 あの時、代表に前原誠司がなっても枝野幸男がなっても、その後の道は大きく変わらないという意見があって、それで小沢一郎一派が前原を推していたことが正当化された。 しかし、現実に起きたのは「希望の党」騒動だった。あれに小沢が関与したかどうかについては意見が割れているかもしれないが、私は小沢は関与した、それも首謀者として深く関与した。しかし、小沢を遠ざけたかった小池百合子が最後に小沢を排除したと考えている。 当時、「野党共闘」陣営に戻ってきた小沢を、岩手県の民進系・共産党・社民党がこぞって支援したことも私は批判したが、それはごく少数派の意見に過ぎなかった。その後も小沢が発案したとされる衆院選大阪12区補選への共産党現職参院議員(当時)を議員辞職させてまで「野党共闘」の統一候補としながら当選どころか供託