岸田文雄首相(自民党総裁)は26日の党大会で、4月の統一地方選と、衆院に加えて参院でも見込まれる補欠選挙について、今後の政局を左右する「重要な選挙だ」として一致団結を求めた。内閣支持率が低迷する中、首相は保守派の支持をつなぎ留めるため、改憲への決意に加え、安定的な皇位継承の確保策にも言及。一方で、元首相秘書官の差別発言で重要課題に浮上した性的少数者(LGBTQ)の人権保障法制には触れなかった。(佐藤裕介、曽田晋太郎) 総裁として臨んだ2回目の党大会で色濃くにじんだのは、岩盤支持層とされる保守派への配慮だ。首相は改憲に関し、自衛隊明記をはじめとする党の改憲4項目を挙げた上で「時代は憲法の早期改正を求めている」と踏み込んだ。昨年の党大会で言及していなかった皇位継承の安定化については、政府・与党内で目立った議論がないにもかかわらず「先送りの許されない課題だ」と強調した。 ハト派とされる宏池会を率
ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まって約1か月後の今年3月19日。 小説『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)でデビューされた逢坂冬馬さんと、随筆集『夕暮れに夜明けの歌を──文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス)を発表された奈倉有里さんに対談をしていただきました(『図書』2022年6月号掲載)。お互いの本についての感想から、戦争を描くことの両義性、戦争文学の「誤読」の問題、反戦運動への姿勢まで──いまの状況と交差するいくつもの大切なテーマが語られています。 今回、話題のひとつとして取り上げられている、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ/奈倉有里訳『亜鉛の少年たち──アフガン帰還兵の証言 増補版』(岩波書店)刊行にあたり、『図書』より同対談を再掲します。ヘッダー画像はウクライナ出身の画家アルヒープ・クインジによる作品「海。クリミア」。(編集部) 逢坂冬馬氏、奈倉有里氏 翻訳文学とエンタ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く