パリのルーヴル美術館は来年から、欧州経済領域(EEA)外からの訪問者の入場料を45%値上げする。同美術館の理事会が27日、決定した。 アメリカやイギリス、中国などからの観光客は来年1月14日以降、入館料として32ユーロ(約5800円)を支払う必要がある。これは、EEAからの訪問者の入場料より10ユーロ(約1800円)多い。EEAには欧州連合(EU)加盟国のほか、アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタインが含まれる。
複製写真の裏面。パリの画廊のスタンプが押されていた=盛岡市の岩手大で2025年10月1日午後3時29分、山田英之撮影 19世紀の画家、ゴッホなどの西洋美術作品の複製写真が、岩手大で大量に見つかった。複製写真は、1910(明治43)年に創刊した文芸雑誌「白樺(しらかば)」を中心に活動した作家、志賀直哉ら白樺派の文芸に影響を与えたことで知られる。調査・研究を進める教育学部の金沢文緒教授(西洋美術史)は「近代日本における西洋美術の受け入れや西洋との文化交流を考えるうえで極めて重要な資料」とみている。【山田英之】 今回見つかったのは偶然で、存在や価値が知られないまま日の目を見ない可能性もあった。岩手大の芸術系教授らの研究成果を発信する組織が2020年、活動拠点の部屋を学内の別の建物に移転。移転作業の際、室内に保管されていたことが分かった。 複製写真はゴッホの他に、19~20世紀の画家、ピカソやマテ
人気イラストレーター・漫画家の江口寿史先生のイラストレーションがインスタグラムの写真に基づいたものであることが発覚し、ちょっとした炎上騒ぎになっています。顛末についてはここでは繰り返しませんので、この記事等をご参照下さい。簡単に言えば、モデルとなった人の肖像権(あるいはパブリシティ権)が侵害された事件と言えます。 肖像権は、法文上明確に定められた権利ではありませんが、判例上ほぼ確定している権利です。「人がみだりに他人から写真を撮られたり、撮られた写真をみだりに世間に公表、利用されない権利」と言ってよいでしょう。インスタグラムに自分の写真を載せたことが、自分と明らかにわかるイラストを広告宣伝で駅に掲示されたりすることまで承諾したとは思えませんので、無断使用は肖像権侵害とされてもしょうがないでしょう。 肖像権と似た概念としてパブリシティ権があります。肖像権が人格権中心であるの対して、パブリシテ
第2次トランプ政権下で芸術界が混乱に陥り、指導者が不安定な状況に対処する中、美術館や博物館には沈黙が漂っている/Jason Lancaster/CNN/Getty Images (CNN) 米国有数の現代画家エイミー・シェラルド氏が7月にスミソニアン国立肖像画美術館での大型展を中止した時、美術界には衝撃が走った。 シェラルド氏は、自由の女神像を黒人のトランスジェンダー女性として描いた絵画の展示方法をめぐり、キュレーター側と対立したことを受けて中止を決めた。同氏は検閲を理由に挙げ、後日の論評でも、連邦予算の補助を受けて博物館群を運営するスミソニアン協会(本部・首都ワシントン)が検閲に「屈服」させられたと主張。政府が文化機関に服従を求めればどういうことになるか、「歴史が示している」と警告した。 トランプ政権はスミソニアンの博物館群に対する締め付けを強化しようと、前代未聞の措置を講じている。シェ
東京都練馬区の前川燿男区長は5日、2026年度に予定していた区立美術館の建て替え工事の着工を見送ると表明した。建設費の高騰で当初76億円と見込んでいた整備費が4割増の109億円に膨らみ、区がコストが妥当かどうか検証を進めていた。建設費高騰による公共工事の中止や延期の動きが広がってきた。5日、前川氏が区議会で「事業者確保の見通しが立たず、本体工事契約の不調リスクは極めて高い。26年度の着工は見送
老朽化が進む県立美術館の整備について奈良県は、現地での建て替えに加え移転建て替えも含めて幅広く検討し、今年度中に基本構想をとりまとめることになりました。 奈良市の県庁の北側にある県立美術館は1973年に開館し、絵画や工芸、彫刻など4000点余りを所蔵していますが、開館から50年余りと老朽化が進んでいることから、県は有識者会議を立ち上げ、建て替えの検討を進めています。 先月(8月)29日の会議では▼今よりも広い展示スペースや▼大型作品も展示できる高い天井のあるフロアを設ける必要があるなどの課題を考慮し、現地での建て替えに加え、移転建て替えも含めて検討する案が提示されました。 移転の候補地としては、奈良公園内にある会議場「奈良春日野国際フォーラム〜甍〜(いらか)」など3か所が示され、委員からは「東大寺と春日大社をつなぐこのエリアを観光スポットにできないか」といった意見が出されました。 県は今後
札幌大谷大学(札幌市東区)が2027年度から「札幌芸術大学」に名称を変更する。1日、運営する学校法人札幌大谷学園が明らかにした。 札幌大谷大は現在、芸術学部(音楽学科、美術学科)と社会学部(地域社会…
現在、開催中の瀬戸内国際芸術祭に合わせて香川県東かがわ市を会場に実施するとしていた別の現代アートの展示会をめぐって、運営を担う実行委員会に、活動の実態がないとみられるうえ、香川県と連携しているなどといった一部、事実と異なる情報をホームページに掲載していることが分かりました。 県などは、主催者と連絡がとれない状態だということで、今後の対応を協議しています。 主催者と連絡がとれなくなっているのは、東かがわ市を会場に実施するとしている「HIKE!HIKETA−東かがわ国際芸術祭−」という現代アートの展示会です。 この展示会のホームページでは、今月末まで開催中の瀬戸内国際芸術祭の期間に合わせて、東かがわ市引田地区を会場に、全国から集まった作家による現代アートの作品を展示するとしています。 しかし、県などによりますと、今年度、展示会は開催されておらず、運営を担う実行委員会に活動の実態がないとみられる
作戦記録画24点を「ひっそり」公開東京国立近代美術館で10月26日まで開催中の企画展「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」展は、アジア・太平洋戦争と美術の関係を扱った重要な展覧会だ。展示の中核をなすのは、戦後米軍が接収し1970年に日本に戻された「作戦記録画」。本展は、同館が所蔵する作戦記録画153点のうち24点を展示し、これは一度のまとまった公開点数として戦後最多規模となる(別会場の常設展でもさらに作品を展示)。借用作品や資料を織り交ぜ、報道や文学、軍歌、漫画など多分野が醸成した時代の「文脈」も提示しながら戦時・戦後の美術動向を浮き彫りにした本展は、戦後80年の節目にふさわしい直球の企画と言える。 いっぽう、本展レポートが指摘するように、あたかも「ひっそり」と開催するような広報体制に戸惑いの声が上がっている。チラシやポスター、カタログ、告知のリリースがなく、内覧会も
東京藝術大学,2026年度からがゲーム・インタラクティブアート専攻を新設。豪華すぎる教授陣が求める人物像とは ライター:本丸猫左衛門 東京藝術大学大学院映像研究科に2026年4月より開設されるゲーム・インタラクティブアート専攻の発表会,「藝大がゲーム専攻を作る理由」が2025年7月24日に開催された。 会場となった東京・渋谷404 Not Foundでは,同校の学長である日比野克彦氏を始め,小山順一朗氏,三宅陽一郎氏,八谷和彦氏ら教授陣が登壇し,専攻の詳細やカリキュラムなどの説明が行われた。 東京藝術大学「映像研究科ゲームコース」公式サイト 「藝大がゲーム専攻を作る理由」 東京藝術大学では,2019年から映像研究科にゲームコースが設けられており,さらに遡れば2017年にゲーム学科(仮)展という展示が行われていた。ゲームコースには油画出身から音楽学部出身,プログラミングを学んでいた人まで,さ
「藤本壮介の建築」展《ぬいぐるみたちの森のざわめき》制作過程に関するご指摘について 2025.7.16(水) 森美術館で開催中の「藤本壮介の建築:原初・未来・森」で展示しております《ぬいぐるみたちの森のざわめき》(2025年)(以下、本作)について、「TOKYOけんちくぐるみ」の作者様から制作過程における森美術館の連絡の不手際とご自身の作品との類似性に関するご指摘をSNS上でいただきました。 本作のぬいぐるみについては、2024年12月に制作検討の段階において、森美術館より「けんちくぐるみ」の作者様に、制作を依頼する場合の諸条件についておうかがいをさせていただいた経緯がありましたが、制作日程等の理由で、ぬいぐるみは藤本壮介建築設計事務所が制作することになりました。本来であれば、正式に依頼をしないと決定した段階で、その旨を丁寧にお伝えすべきところ、森美術館がご連絡を怠った結果、「けんちくぐる
大学院映像研究科にゲーム・インタラクティブアート専攻を新設 2025年07月07日 | プレスリリース, 全て, 大学全般 ※8月4日更新:8月30日に開催する入試説明会の事前予約方法を更新しました。 東京藝術大学は、大学院映像研究科修士課程の新たな専攻として、2026(令和8)年4月に「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を開設します。先端技術や情報通信環境が高度化したデジタル社会における新しい芸術領域として、ゲーム分野に係る教育研究を開拓するものです。 東京藝術大学では、美術や音楽、映像、プログラミングなどのデジタル技術等様々な要素を統合的に組み合わせて構成されるゲームを、「現代における新しい総合芸術」であると捉え、2019年から映像研究科メディア映像専攻・アニメーション専攻内にゲームコースを開設し、ゲームに係る教育研究を展開してきました。ゲームの表現や制作技術は日々進化を続けています
「ずっとうまくいっていなかった」ロサンゼルスと東京・表参道に拠点を構える著名ギャラリー「ブラム(BLUM)」について、代表ティム・ブラムが実店舗営業を終了し、従来のギャラリー・モデルからの脱却を目指す考えを示したと「ARTnews」が7月1日に報じた。 前身となるギャラリー「ブラム・アンド・ポー」は、ティム・ブラムとジェフリー・ポーによって1994年にカリフォルニア州サンタモニカにて設立された。あらゆるジャンルの国際的な現代美術を紹介することを志向し、国際的なアートマーケットを牽引。2023年にポーが独立したのちは、「ブラム」と名称を変えた。報道によると、事業縮小は何年も前から検討されてきたことだという。 ニューヨーク・トライベッカへの移転も発表されていたが、この新店舗もオープンしない可能性がある。 現在東京では、「Surface and Signal」展が8月2日まで開催されているが、東
芸術運動「フルクサス」に参加し、日本初の即興演奏集団「グループ音楽」を設立した、音楽家であり前衛芸術家、評論家の刀根康尚が5月13日に在住するアメリカで死去したと発表された。90歳だった。 彼の死は、2023年に刀根のアメリカ初の回顧展を開催したアーティスツ・スペースによって明かされた。死因は老衰だという。 1935年に東京で生まれた刀根は千葉大学国文科に進学し、日本文学を専攻。在学中は評論家である栗田勇の下でシュルレアリスムを研究し、1957年に卒業した。刀根はかつて、当時のことをニューヨーク近代美術館(MoMA)のブログで、「少し頭でっかちだったので、最初は音楽を演奏するというよりも理論面で仕事をするつもりでした。しかしある時点でのめり込んでしまい、東京芸術大学音楽学部の学生たちと交流し、音楽を演奏し始めたのです」と振り返った。 そして大学卒業の翌年、作曲家の一柳慧を通じて知り合ったジ
江戸時代の浮世絵師 喜多川歌麿の版画「ポッピンを吹く娘」のうち、これまで海外にしか現存していないとされていた初期に刷られた作品が、国内にも残されていることがわかりました。 「ポッピンを吹く娘」は東京国立博物館が所蔵するものなど、数点が現存する版画で、美人画を得意とする喜多川歌麿の代表作の1つです。 先月から東京国立博物館で始まった特別展に、「ポッピンを吹く娘」が展示されているのを知った都内の美術商から、同じ作品があるという連絡が博物館に寄せられ、調査したところ本物だとわかったということです。 作品の題名部分には、東京国立博物館が所蔵する「婦女人相十品」ではなく、「婦人相学十躰」と書かれていることから、より古い初期に刷られたものだと判断したということです。 初期に刷られた作品は、ほかにハワイのホノルル美術館が所蔵するものがあります。 今回の作品は、40年余り前にフランスでオークションに出品さ
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