北九州市立若松病院で、入院患者8人が、抗生物質がほとんど効かないVRE=バンコマイシン耐性腸球菌に感染していたことがわかりました。 北九州市立若松病院によりますと先月31日、90代の女性が最初にVRE=バンコマイシン耐性腸球菌に感染していることがわかりました。 その後の検査で、きょうまでに入院患者あわせて8人が、体内にVREを持っていることが確認されたということです。 8人のうち、80代の男性1人が今月4日に死亡しましたが、病院側は別の疾患によるもので、VREが直接の死因ではないと説明しています。 ほかの7人は現在も保菌している状態ですが、発症はしていないということです。 北九州市立若松病院は院内感染の疑いがあるとして、感染ルートを調べるとともに、全ての入院患者の検査を進めています。