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ブックマーク / www.webchikuma.jp (22)

  • 富野由悠季論|webちくま

    機動戦士ガンダム、伝説巨神イデオン、Gのレコンギスタ……。数々の作品を手がけて熱狂的ファンを生み出してやまない富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論!  (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 1968年生まれ。アニメ評論家。新聞記者、週刊誌編集を経て、2000年よりアニメ関連の原稿を格的に書き始める。現在は雑誌、パンフレット、WEBなどで執筆を手掛ける。主な著書に『増補改訂版 「アニメ評論家」宣言』『ぼくらがアニメを見る理由』『アニメと戦争』『アニメの輪郭』などがある。

    富野由悠季論|webちくま
  • 久方ぶりに烈火のごとく怒ったのだが、その憤怒が快いあれこれのことを思いださせてくれたので、怒ることも無駄ではないと思い知った最近の体験について|些事にこだわり|蓮實 重彦|webちくま

    久方ぶりに烈火のごとく怒ったのだが、その憤怒が快いあれこれのことを思いださせてくれたので、怒ることも無駄ではないと思い知った最近の体験について 蓮實重彥さんの連載時評「些事にこだわり」第17回を「ちくま」1月号より転載します。昨秋に開催された小津安二郎生誕百二十周年のメモリアル・イベントは、なぜ失望のうちに終わってしまったのか。その二十年前、著者自身も深く関わった生誕百年・没後四十年の記念イベントとの違いを思い起こします。ご覧下さい。 なかには例外的に聡明な個体も混じってはいるが、これからこの文章を書こうとしているわたくし自身もその一員であるところの人類というものは、国籍、性別、年齢の違いにもかかわらず、おしなべて「愚かなもの」であるという経験則を強く意識してからかなりの時間が経っているので、その「愚かさ」にあえて苛立つこともなく晩期高齢者としての生活をおしなべて平穏に過ごしている。ところ

    久方ぶりに烈火のごとく怒ったのだが、その憤怒が快いあれこれのことを思いださせてくれたので、怒ることも無駄ではないと思い知った最近の体験について|些事にこだわり|蓮實 重彦|webちくま
  • オミクロンの時代を生き抜くための「本当の知識」とは?【後編】|特集対談|小野 昌弘,海堂 尊|webちくま

    コロナ感染の重症化のメカニズムから、ワクチンや免疫の性質まで、科学的な知見に基づいて平易に解説した『免疫学者が語る パンデミックの「終わり」と、これからの世界』。その著者で、インペリアル・カレッジ・ロンドンのReader in Immunology(准教授)の小野昌弘さんと、外科医・病理医としての経験を生かした、リアリティあふれる医療現場の描写で現代社会の病理を衝く小説を発表してきた海堂尊さん。このお二人に、前・後編の2回にわたって、存分に語り合っていただきました。 ワクチン開発と今後の見通し 海堂 今、医療スタッフの感染も多いですが、医療機関に余裕がないと診療機能の維持は難しい。ここに「働き方改革」が重なり、医療現場にこれまで以上の負荷がかかっているところに、働き方も抑えるようにとなっているので、合理的な改革が必須です。現場の先生たち、医療従事者の方々のご苦労はほんと大変です。今、メディ

    オミクロンの時代を生き抜くための「本当の知識」とは?【後編】|特集対談|小野 昌弘,海堂 尊|webちくま
  • オミクロンの時代を生き抜くための「本当の知識」とは?【前編】|特集対談|小野 昌弘,海堂 尊|webちくま

    コロナ感染の重症化のメカニズムから、ワクチンや免疫の性質まで、科学的な知見に基づいて平易に解説した『免疫学者が語る パンデミックの「終わり」と、これからの世界』。その著者で、インペリアル・カレッジ・ロンドンのReader in Immunology(准教授)の小野昌弘さんと、外科医・病理医としての経験を生かした、リアリティあふれる医療現場の描写で現代社会の病理を衝く小説を発表してきた海堂尊さん。このお二人に、前・後編の2回にわたって、存分に語り合っていただきました。 オミクロンBA.5による第7波について 海堂 最初に、免疫学の専門家の小野先生に伺いますが、日は今、第7波といえる状態でしょうか。 小野 ええ、第7波だと思います。昨年末からオミクロンの大波があり、感染者数が上下しつつ、少しずつ変異しながら流行が続いているのです。 海堂 その波の繰り返しだということが一般の市民には伝わりにく

    オミクロンの時代を生き抜くための「本当の知識」とは?【前編】|特集対談|小野 昌弘,海堂 尊|webちくま
  • 沖縄の美|ちくま学芸文庫|古屋 真弓|webちくま

    柳宗悦が沖縄文化のすばらしさについて綴った論考をまとめた『琉球の富』の刊行に寄せて、日民藝館学芸部の古屋真弓さんにエッセイを寄せていただきました。日民藝館では6/23(木)~8/21(日)の会期で、「復帰50年記念 沖縄の美」展を開催します。 一九三八年の暮れ、柳宗悦(一八八九~一九六一)は長年想いこがれた沖縄訪問をようやく叶えます。学習院時代の同級生・尚昌侯を通して沖縄の品々に触れる機会があったり、昭和の初めころに琉球に滞在した陶芸家の濱田庄司が持ち帰った工芸品を目にするなどして、その魅力に心躍らせていた柳にとっては、まさに念願の旅でした。訪れた島で目にしたものは想像以上の驚きであったのでしょう、「こんな世界がよくも地上に残っていたという感じがする」と手紙にしたため、「まるで宝の山に入ったような想いでありました」(「沖縄の想い出」)、と述懐しています。一回目の滞在は二週間ほどでしたが

    沖縄の美|ちくま学芸文庫|古屋 真弓|webちくま
  • %金井 美恵子%|著者紹介|webちくま

    1947年、高崎市生まれ。小説家。1967年、19歳の時、「愛の生活」で太宰治賞次席を受賞し作家デビュー。翌年現代詩手帖賞受賞。 小説に『プラトン的恋愛』(泉鏡花 文学賞)『タマや』(女流文学賞)『兎』『岸辺のない海』『文章教室』『恋愛太平記』『噂の娘』『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』『お勝手太平記』『カストロの尻』(芸術選奨文部科学大臣賞)『『スタア誕生』』ほか。エッセイ集『夜になっても遊びつづけろ』『目白雑録』シリーズ、『金井美恵子エッセイ・コレクション』(全4巻)ほか。 現在、「天然生活」にて『小さな暮らしの断片』、ウェブ平凡にて『切りぬき美術館 新スクラップ・ギャラリー』を連載中。 http://webheibon.jp/scrap-gallery/ ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービス

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  • おうちにおいで|おにわはまわる|上間 陽子|webちくま

    『海をあげる』の刊行から約1年、新しい連載がスタートします。この秋、上間さんが友人たちと開くシェルターのお話です。 「ここまでは入ってもよく、ここからは入れない」。ひとに対する境界線をひくことはむつかしい。 困難があり助けを必要とするひとがそこにいる。困難は大きく何から手をつけたらよいのかわからない。それでもその困難をどうにかしなければそのひとの生が危ぶまれることだけはたしかにわかる。そういうときに私は普段つくっている境界線のルールを破り、おずおずとそのひとの領域に足を踏み入れる。 足を踏み入れたときに、もっと踏み込んでもらいたがるのは相手のほうだ。だから私は何度も考える。力を持っているのは私であること、その力を乱用してはいけないこと。そして私の関わり方を判断できる、信頼できる複数のひとの前に自分をさらす。 調査ばかりやってきた人間の行うことだから、鋭い指摘やダメ出しはもちろんある。それで

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  • 毎日放送「〈映像〉の系譜」編① 標的にされる「教育」と「メディア」|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま(1/3)

    地方にいるからこそ、見えてくるものがある。東京に集中する大手メディアには見過ごされがちな、それぞれの問題を丹念に取材する地方紙、地方テレビ局。彼らはどのような信念と視点を持ってニュースを追いかけるのか? 報道の現場と人を各地に訪ね歩く「地方メディアの逆襲」。ドキュメンタリー「映像」シリーズの放送を長年続ける大阪・毎日放送に迫ります。 地方テレビ局発のドキュメンタリーが気を吐いている。視聴者が減少し、広告収入でネットに抜かれ、それでも視聴率に汲々として、「早く、安く、わかりやすく」と情報バラエティー化が進むテレビ業界にあって、ドキュメンタリーは「金と時間をうばかり」「好きなことばかりやっている」と片隅に追いやられてきた。しかし、それぞれの現場で足を踏ん張り、力のある作品で存在意義を示す作り手たちは今も全国各地にいる。しぶとく生き残っている。 大阪の毎日放送は月に1回、日曜深夜にドキュメンタ

    毎日放送「〈映像〉の系譜」編① 標的にされる「教育」と「メディア」|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま(1/3)
  • 戦時下の「共助」論|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/5)

    図1 国会図書館の「自助・共助・公助」検索結果(2020年9月7日時点) 2011年の東日大震災の影響でこの時は自然災害への自助・共助を求め公助の限界を説く論考も登場するが、そもそも阪神淡路大震災の時にはなかった自然災害自己責任論が安倍政権下で増えるのは、政権の政策とやはり関わりがあると考えていい。第二次安倍政権における「自助・共助・公助」論は、社会保障の見直し論が中心的な用いられ方である。「自助・共助・公助」論はその意味で、新自由主義的自己責任論を意味する「安倍用語」と言えるのかもしれない。 †「自助」「共助」「公助」の出自 しかし、すこし振り返ってみれば「自助・共助・公助」の3語は日語としてはそれぞれ出自が違うことに気付く。 「自助」は明治初頭、サミュエル・スマイルズの『自助論(Self-Help)』が『西国立志編』として翻訳出版されて広がり、自由民権運動の政治結社「自助社」あたり

    戦時下の「共助」論|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/5)
  • 秋田魁新報「イージス・アショア」報道編① 取材方針「やれることは何でもやる」|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま(1/3)

    地方にいるからこそ、見えてくるものがある。東京に集中する大手メディアには見過ごされがちな、それぞれの問題を丹念に取材する地方紙、地方テレビ局。彼らはどのような信念と視点を持ってニュースを追いかけるのか? 報道の現場と人を各地に訪ね歩く「地方メディアの逆襲」。12月9日にちくま新書の1冊として刊行予定です。こちらでは、政府が断念したイージス・アショア配備計画を追い続けた秋田魁(さきがけ)新報を取り上げた回の一部がご覧になれます。 2020年6月15日、河野太郎防衛大臣は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を秋田県と山口県に配備する計画の停止を表明した。24日には政府が計画を撤回。国家安全保障政策の柱の一つであるミサイル防衛が見直されることになった。  河野大臣は、ミサイル打ち上げの際に切り離す推進装置「ブースター」の落下で安全が確保できないことを理由に挙げたが、最初に流れを

    秋田魁新報「イージス・アショア」報道編① 取材方針「やれることは何でもやる」|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま(1/3)
  • 「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)

    5月4日、厚生労働省が新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました。感染対策のために、「手洗いや消毒」「咳エチケットの徹底」といった対策を日常生活に取り入れることだけでなく、会話や事、働き方など様々な領域における行動について指針を示しています。 この「新しい生活様式」という言葉から、戦時下に提唱された「新生活体制」を想起するという大塚英志さんに、エッセイを寄せていただきました。 テレビの向こう側で滔々と説かれるコロナ下の「新しい生活様式」なる語の響きにどうにも不快な既視感がある。それは政治が人々の生活や日常という私権に介入することの不快さだけではない。近衛新体制で提唱された「新生活体制」を想起させるからだ。 かつて日が戦時下、近衛文麿が大政翼賛会を組織し、第二次近衛内閣で「新体制運動」を開始。その「新体制」は、経済、産業のみならず、教育文化、そして何より「日常」に及ん

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  • 【特別掲載】大疫病の年に|特別掲載・大疫病の年に|マイク・デイヴィス,重田 園江|webちくま(1/2)

    2019年末、中国・武漢に発したとされる新型コロナウィルスは、第二次大戦後最悪ともいわれるペースで世界各地に感染を広げています。なぜ現代世界は新種のウィルスにかくも脆弱になってしまったのか。世界でいま何が起こっていて、これから何が私たちを待ち受けているのか。『感染爆発』などの著作があるアメリカの社会学者マイク・デイヴィスがその核心に肉薄した最重要論考を、Jacobin誌の許可を得て特別に掲載します。 コロナウィルスが世界を駆けめぐっている。われわれの治療能力は言うに及ばず、検査能力すら追いつかないスピードで。いつか出現すると危惧されてきたこの怪物ウィルスは、とうとうすぐそこ、玄関口までやってきた[i]。このようなバイオ危機に対してグローバル資主義は全く無力なので、国際的規模のきちんとした公的保健インフラを要求していかなければならない。 コロナウィルスは古い映画のようだ。1994年のリチャ

    【特別掲載】大疫病の年に|特別掲載・大疫病の年に|マイク・デイヴィス,重田 園江|webちくま(1/2)
  • 空を駆ける|海をあげる|上間 陽子|webちくま(1/4)

    祖母は84歳のときに、膝に人工骨を入れる手術をした。50代後半から膝がひどく痛み出し、痛み止めの注射を毎週のように打ち続けていた祖母の膝は軋みをあげて、祖母はすり足でしか歩けない。 祖父をおくったあと、生活するには不自由がないと祖母は思っていたようだが、叔母のひとりが、「一緒に旅行に行くためにも膝の手術を受けよう」と熱心に祖母を説得し、祖母はしぶしぶ承諾した。 「80代になっての全身麻酔って大丈夫なの?」と母に聞くと、「確かにそうなんだけど、悪くない話のように思える」と母はそう話していた。 「84歳にもなるとリハビリが大変だと医者は言うけど、おばあちゃんは根気強いから大丈夫だと思う。それに手術を受ける病院はうちの近くだから、毎日みんなで見に行ける。ただ、ちょっと心配なのは、人工骨は20年しか持たないっていう話なの。でも、104歳までおばあちゃんが元気かなぁと思ったら、それはないかなぁって思

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  • 聴こえない旋律を聴く|聴こえない旋律を聴く|岡﨑 乾二郎|webちくま(1/5)

    1 芸術作品が普遍性を持つかどうか、という問いがある。それは不可能な願望にちがいないが、ひとつ言えることはある。 ある作品が制作され、その時代のなか、人々のなかで一定の意味を与えられ理解されている。が、この時代が去っても、つまり別の時代、別の場所に置き換えられても、必ずしもその作品は意味を完全には失わない、理解できないものとはならない。この別の時代、場所においても理解されうるもの、受け取られうるものに、普遍性と呼ばれてきたものは近いだろうということである。 椅子に座っている少女がいて、竪琴を弾いている。つま先だけ地面につけ、踵は浮かせている。少女は地面を見つめている。一方、少女から少し離れたところに青年が立ち少女を見つめている。けれど少女は青年に気づいている様子はない。少女の視線の先、足の先にいるのは小鳥である。小鳥はどうやら青年の存在に気づき、そっとその衣にくちばしを寄せるように近づいて

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  • 日本にとって有益で、立憲民主党には不利益な本|ちくま新書|枝野 幸男|webちくま

    参議院議員選挙が迫ってきました。 『武器としての世論調査』では、各社の世論調査を総合・平均し、選挙前に野党の支持率が一時的に上がる現象――”選挙ブースト”を詳しく分析しています。野党はこの現象をどう捉えているのか。一時的な上昇を力強い流れにすることは可能なのか。 立憲民主党代表で衆議院議員の、枝野幸男氏による書評です。 いま、非常に複雑な気持ちです。これまで私は、ツイッターやnoteで発表される三春充希さんの世論分析を戦略立案の参考にしてきました。このの内容が広く知られると、そのことの優位性が失われてしまう。世論調査の正しい見方が広まることは、政治や民主主義にとっては良いことなのですが……。痛し痒しというところです。それくらい、三春さんの分析は貴重な資料です。 書第Ⅱ部の、衆院選の得票率をもとに市区町村ごとの政党支持率を地図にする研究は面白いですね。私にとって、街頭演説は有権者一人ひと

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  • 4.音楽メディアとランキング・システム|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/4)

    トランプ後のアメリカ音楽はいかなる変貌を遂げるのか――。激変するアメリカ音楽の最新事情を追い、21世紀の文化政治の新たな地図を描き出す! 2013年のビルボード・チャートにはちょっとした異変が起きていた。 一年間を通して、黒人ミュージシャンが一度も総合チャート(Hot 100)のトップに上がらなかったのだ。試みにチャートを確認してみると、この年に首位を獲得したアクトはブルーノ・マーズ、マックルモア&ライアン・ルイス 、バウアー、ピンク、ロビン・シック、ケイティー・ペリー、マイリー・サイラス、ロード、エミネムであり、たしかにアフリカ系のミュージシャンは含まれていない(1)。 もちろん、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」にファレルがフィーチャーされており、エミネムの曲にリアーナが客演しているように黒人シンガーがまったく関係していないわけではない。だが、ビルボードの総合チャートを制覇したメ

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  • 2.ブルーノ・マーズとポストコロニアル・ノスタルジア|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/4)

    トランプ後のアメリカ音楽はいかなる変貌を遂げるのか――。激変するアメリカ音楽の最新事情を追い、21世紀の文化政治の新たな地図を描き出す! カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催された2016年のスーパーボウル。そのハーフタイム・ショーの途中、スタジアムの真ん中に設置された巨大なDJブースでマーク・ロンソンがスクラッチを始める。カメラが切り替わり、ダンス・クルー、ジャバウォッキーズのメンバーで、フィリピン系のフィル・タヤグを含む四人のダンサーとともにブルーノ・マーズがヒット曲〈アップタウン・ファンク〉を歌い出す。ひとしきりステージを独占したのちに、今度はブラック・パンサーのユニフォームを身にまとった数十人の女性ダンサーを従えたビヨンセが映される。その前日にリリースされたばかりの新曲〈フォーメーション〉のイントロが始まり、アトランタの売れっ子プロデューサー、マイク・ウィル

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  • 【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま

    西城秀樹が死んだ。六十三歳だった――というニュースを聞いたら、朝丘雪路が死んだ、星由里子が死んだというニュースも続いて、テレビの『徹子の部屋』は追悼番組が立て続けになった。なんでこんなに人が死ぬんだろうと思ったら、平成三十年の五月は、平成が終わる「最後の一年」に突入した時期だった。今上天皇の退位はあらかじめ決まっていて、なんとなく平成は自動的に終わるもんだと思っていたけれど、人が立て続けに死んで行くニュースに接して、改めて「あ、一つの時代が終わるんだ」と思った。 七年前、東日大震災が起こった二〇一一年にも人が死んだ。有名人が立て続けに死んだというのではなくて、年老いた親の世代が死んで行った。私の父親が死んだ。友人の父親、あるいは母親が死んだ。やたらと葬式の通知、年賀状辞退の通知が届いた。「なんか、今年葬式多くない?」と友達に言ったら、「多いよね」という答が返って来た。 意外と人は「時代の

    【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2019/01/30
    これを読んで「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」という本のことを思い出したのだけど、サイト https://www.asahipress.com/soredemo/ の始めに推薦のことばがあった。ご冥福を
  • はじめての哲学的思考|webちくま

    1980年生まれ。哲学者・教育学者。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了。熊大学准教授。著書に、『子どもの頃から哲学者-世界一おもしろい、哲学を使った「絶望からの脱出」!』(大和書房)『「自由」はいかに可能か』(NHKブックス)『教育の力』(講談社現代新書)『勉強するのは何のため?』(日評論社)『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)など。 ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→https://aebs.or.jp/

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  • 「リベラルはどこがダメか」を検証する(斎藤美奈子)|世の中ラボ 第75回|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」7月号より転載 七月一〇日に投開票が行われる参院選。与党の自民公明を含め、改憲勢力が三分の二以上の議席を占めれば、憲法公布以来はじめて憲法改正が発議される可能性がでてきた。 野党側もさすがに危機感を覚え、全国のすべての一人区に、民進党、共産党、社民党、生活の党の四党の統一候補を立てる野党連合が成立した。共闘の音頭をとったのは共産党。これまで必ず独自候補を立ててきた共産党の譲歩は喝采すべきだ。安倍政治はもうたくさん。私も野党側に勝ってほしいと切に願っている。 なんだけど、ほんとに勝てるかとなると「今度もダメなんちゃう?」という疑念も禁じ得ない。疑念というか半ば確信だな。

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