イスラエルのネタニヤフ首相は19日放送の米テレビ局MSNBCのインタビューで「持続可能で平和的な2国家による解決を望む」と述べ、総選挙前にパレスチナの国家樹立を認めないとした発言を事実上修正した。オバマ米大統領は19日、ネタニヤフ氏と電話会談し、中東和平への前向きな対応を強く求めた。 ネタニヤフ氏は、パレスチナの国家を認める条件として「環境が変わらなければいけない」と発言。パレスチナがイスラエルをユダヤ人国家と認め、安全を保障することを挙げた。 一方、米ホワイトハウスによると、オバマ氏は19日、ネタニヤフ氏のテレビ発言の後にあった電話会談で「(イスラエルとパレスチナの)二つの国家共存によって双方に安定がもたらされる」と強調。米国が推進してきた中東和平交渉の根底を揺るがす発言をした同氏にくぎを刺した。 オバマ氏は、交渉が続くイラン… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読み