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2019年11月16日のブックマーク (7件)

  • 【ノルウェイの森?】村上春樹のおすすめ作品を真剣に考える【1Q84?】 - 安吾のハッカ煙草

    村上春樹の入門として何がおすすめなのかということを考えていきます。実はドストエフスキーについてを途中まで書いていたのですが、朝日新聞「平成の30冊」で、村上春樹の『1Q84』が一位に選ばれたので、こちらを先に書くことにしました。時事性のあるネタを先にやってしまおうという魂胆です。前に森見登美彦の記事を書いたのですが、これと同じような形でやっていこうと思います。 ・村上春樹の強み 人によって意見は色々あるかもしれませんが、個人的には①洒脱な世界観②平易な文章③メタファー構築能力、の三つです。一つ一つ解説していくと長くなるのでここでは省きます。多分Wikipediaやブログを漁ってみれば詳しい説明などが出てくるはずです。ともかく村上文学の特徴はこの三つが大きいと思います。 ・村上春樹を理解する大まかな流れ 初期の作品はなるべく匿名性にこだわった都市の物語を書いており、『1973年のピンボール』

    【ノルウェイの森?】村上春樹のおすすめ作品を真剣に考える【1Q84?】 - 安吾のハッカ煙草
    kahki
    kahki 2019/11/16
  • 【入門】森見登美彦の最初の一冊は何がおすすめか? - 安吾のハッカ煙草

    森見登美彦の最初の一冊に読むべきを考えます。当はドストエフスキー、カミュ、ジュネ、谷崎潤一郎、三島由紀夫、安部公房、村上春樹あたりのどれかにしようと思っていたのですが、ふと、現代日で一番勢いのある作家の一人である、森見登美彦にスポットライトを当ててみようと考えつきました(気まぐれです)。僕自身はフランス文学、明治大正昭和の日文学、思想・哲学、政治学、社会学あたりの人文書をメインに読む層なのですが、この森見登美彦という作家もまた好んで読んでいます。現代日の作家はあまり読まないのですが、森見登美彦の『太陽の塔』を何気なく読んでからというもの、彼の著作はほぼすべて読み込むまでにハマってしまいました。 森見登美彦は京都大学の在学中に『太陽の塔』でデビューし、『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』『ペンギン・ハイウェイ』『熱帯』などのヒット作を生み出し続けた、現代日で最も

    【入門】森見登美彦の最初の一冊は何がおすすめか? - 安吾のハッカ煙草
    kahki
    kahki 2019/11/16
  • 【解説】東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』第3回 - 安吾のハッカ煙草

    第1回→https://plume1414.hatenablog.com/entry/2018/12/19/095017 第2回→https://plume1414.hatenablog.com/entry/2018/12/22/141626 第2回の記事では、「二十一世紀は観光客の時代になるかもしれない。しかし、実学の研究ではその質的な議論ができていない。だから、観光客というものを哲学的に考える必要がある」というような内容を書いていった。 さて、その記事で、僕が最後に書いたことを覚えておられるだろうか。……観光客というものを哲学的に考えねばならない。しかし、そうしようとすると、ひとつの壁にぶつかることになる。……そういうようなことを僕は書いた。そこで今回の記事では、すばり、「その壁とはなんなのか」という話だ。 結論から先に言ってしまおう、その壁の正体とは「カール・シュミットの『友敵理論

    【解説】東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』第3回 - 安吾のハッカ煙草
  • 【解説】東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』第2回 - 安吾のハッカ煙草

    第1回はこちらです。 https://plume1414.hatenablog.com/entry/2018/12/19/095017 第2回である今回からは、いよいよ内容に入っていく。この記事で扱う章は「第1章 観光」だ。次は第2章、そして第3章、第4章と続けていき、全部で5つの記事を予定している。(5,6,7章については、記事では取り扱わない。あくまで中核的な議論は1〜4章で行われているからである。むしろ5,6,7章は、こちらで変に解説を行わず、読者自身が手にとって読んでいただいたほうが良いと考えている。特に第7章はかなり面白い) まず、はじめに。これは前回記事でも明示したことであり、今回もまた繰り返すが、この記事を読んだからといって書の内容をすべて理解したことにはならない。これら一連の記事はあくまで「『ゲンロン0 』に興味をもってもらう」「思想・哲学に興味をもってもらう」「知識の

    【解説】東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』第2回 - 安吾のハッカ煙草
  • 【解説】東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』 第1回 - 安吾のハッカ煙草

    ・『ゲンロン0 』 ここからの一連の記事では、東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』を解説していく。ここで書いていくのはいわゆる「ダイジェスト版」であり、東浩紀氏や書に対する批評を展開するものではない。純粋に、シンプルに、『ゲンロン0』という書籍がどういう内容のものであるのかを書いていくつもりだ。 記事の想定読者としては、「『ゲンロン0』を読んでみたいけれど、いまいちどんな内容だか分からない」という人や、「思想や哲学というものに漠然と興味がある」という人、「もうすでにそれを読み終えているが、知識を簡単に整理してみたい」という人などを考えている。それらの層の方々に、できる限りわかりやすく、書の魅力を伝えていきたい。この一連の記事を入門として、より多くの方がこの書籍を手に取っていただければ幸いだ。 (※なお、『ゲンロン0 観光客の哲学』では、Web上に特設ページなるものが用意されており、著者

    【解説】東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』 第1回 - 安吾のハッカ煙草
  • 中井英夫『虚無への供物』、東浩紀「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」 - 連想読書日記

    三大奇書のひとつ、中井英夫の長編『虚無への供物』を読んだのはずいぶんと前のことになる。氷沼家におこるいくつもの不審な死とその謎とき。ペダンティックな推理合戦や意外な真相など魅力は多いが、ぼくにとってもっとも印象的だったのは、ある人物が推理を繰り広げるその動機だった。 単なる偶然による事故死か、計画的な犯行か。 「どちらが人間世界にふさわしい出来事かといえば、むしろどこかに凶悪な殺人者がいて、計画的な放火なり死体遺棄なりをしたと解釈したほうが まだしも救われる、まだしもそのほうが人間世界の出来事といえるじゃないか。(中略)人間世界の名誉のために、犯罪だと断定したいくらいだ。」 「氷沼家のおびただしい死人たちが、無意味な死をとげたと考えるよりは、まだしも血みどろな殺人で死んだと考えたほうがまだましだということだ。聖母の園の事件もそうだが、もし犯人がいないというなら、ぜひとも創らなくちゃいけ

    中井英夫『虚無への供物』、東浩紀「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」 - 連想読書日記
  • 最近は文学サボリ気味の後世に残すべき村上龍の13作について - きゃすのキラキラブログ

    スタートダッシュで先行したW村上の片割れ 村上春樹が今だ現役バリバリ、ノーベル賞を虎視眈々と狙い続けている中、もはや若い読者には知られていない可能性もある村上龍。カンブリア宮殿ばっかり目立っちゃって。実はすごい人なんだけどなぁ。 知らねえよそんなおっさん、って人のために略歴を下記↓↓ 武蔵野美術大学在学中の1976年、麻薬とセックスに溺れる自堕落な若者たちを描いた『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、及び芥川龍之介賞を受賞。ヒッピー文化の影響を強く受けた作家として、村上春樹と共に時代を代表する作家と目される。代表作に、『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』『五分後の世界』『希望の国のエクソダス』『半島を出よ』など。 ●主な受賞歴 群像新人文学賞(1976年) 芥川龍之介賞(1976年) 野間文芸新人賞(1980年) 平林たい子文学賞(1996年) 読売文学賞(199

    最近は文学サボリ気味の後世に残すべき村上龍の13作について - きゃすのキラキラブログ
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    kahki 2019/11/16