仙台市内の建設会社敷地内で大麻を栽培し、宅配便で発送したとして、警視庁は、建設会社社長の枝正広(48)=群馬県太田市大原町=や、無職栗原健二(43)=仙台市宮城野区岡田南帆海房=ら4容疑者を大麻取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで逮捕し、29日発表した。いずれも容疑を認めているという。 組織犯罪対策5課によると、4人は9月、販売する約束で、大麻を含む乾燥植物102グラムを宮城県内から川崎市内の客宛てに宅配便で郵送した疑いがある。 4人は昨年末から、仙台市内にある建設会社の2階建て建物を大麻の栽培拠点としていた。栗原容疑者ら2人が住み込み、加湿器や照明器具を使って世話をし、月約1キロの乾燥大麻を製造。真空パックにして、100グラム15万円で全国へ発送していた。栗原容疑者らは「4カ月かけて上質の大麻をつくっていた」と供述しているという。 同課は、製造拠点から大麻草160鉢や乾燥大麻1キロを押収し