約1年ぶりの活動となったサッカー日本代表。今回は欧州でプレーする選手のみでの編成となったが、その25人のなかに海外組になったばかりのFW鈴木武蔵も名を連ねていた。すでに新天地ベルギー1部ベールスホットでリーグ戦2ゴールを挙げている鈴木は、どんな思いで代表活動に参加したのか。アントワープに戻った彼に話を聞いた。 2試合行われたオランダ遠征で、鈴木は第1戦のカメルーン戦はベンチから戦況を見つめたが、第2戦のコートジボワール戦ではスタメン出場を果たした。 まず、コートジボワール戦を振り返ってみる。 4-2-3-1の1トップに入った鈴木は立ち上がりから積極的に相手DFラインへプレスをかけた。攻撃に切り替わった際は相手の3バックと駆け引きをしながらボールを引き出す働きを見せた。 前線で体を張り、裏を狙う姿勢 見せ場は開始早々の2分。右のインサイドでMF鎌田大地がボールを持つと、背後からスピードに乗っ