『雪かきの方言いろいろ 雪国では雪の質と量によって分かれる』雪かきという言葉の方言について調べると、その地域の雪の質と量を表す言葉となっていて、とても面白かったので、ご紹介します。 雪かきという言葉は、広辞苑にも載っていて、雪の少ない地域でも使われる全国共通の言葉です。ただ、除雪の意味を持つ言葉は、雪国を中心にその雪の質や意味合いによって様々ありました。 北海道の内陸は、豪雪地帯ですが、気温が大変低いため、サラサラとした雪が特徴です。 「雪はね」という言葉が使われて、雪を高く跳ね上げて除雪をします。 同じ北海道でも日本海側の少し水分を含んだ場所では「雪なげ」といい、北海道の捨てるという方言「なげる」が使われます。 やや重い雪が降る秋田では、雪かきとは違ったニュアンスで、雪を道の端に寄せて除雪する「雪よせ」があります。 山形は「雪はき」といい、ほうきなどを使って、掃き出す意味合いがあるそうです。 新潟は、下越で「雪のけ」中越で「雪ほげ」（＝なげるとい
