れれ?中編の最後はどう解釈したものか…。きっと攻めとしてはヤキモチ妬いてもらおうと思ってたのにスルーされちゃって面白くなくて身体目当てだろ発言だったのよね…? 「うぶにゃん」がこの中では一番面白かった。うぶで奥手だと思っていた年下攻めが実はそれなりに経験してたというオチ。非DT残念だったけど、うぶにゃんが手練れで美人受けが戸惑ってるのが萌えた。
「このマンガがすごい」で第一位になっていて興味はあったのですが、手を出し損ねていたところ、マンガ友達(?)からまさかの大人貸ししてもらい3冊まとめて読みました。 あああ、素晴らしい「たけお」くん!!! こんな生きてることがすばらしい人って本当にめぐり合えないですよね。自分を飾りもねじまげもしないし、絶対自分探しとかしなそうだけど、ブレないし、今一番日本に必要なタイプの人間では? 「大和」もかわいい(自分のコト「うち」っていうのは好きじゃないけど…他がピュアなので許す!)とにかくたけおくん一筋で、そこに正直なところがまたかわいいっっ!(触ったりしたいよね、うんうん) そして、少女マンガの王道、友達はイケメン、キターーーーツ! 最初、ちょっとホモなのかと思ったけど、たぶん違うみたいなので安心して、引き続き「スナ」として側にいて欲しいです。 個人的には、たけおくんのお父さんもステキで、気になりま
作品紹介・あらすじ 少年達は「殺人」という過去に振り回される 幼なじみが死んだ。 ラブホテルで。首を吊って……。 他殺か? 自殺か? 事件の前日、死ぬ間際の八尋から送られた「過去に殺される」というメール。 ある日届いた、「次はお前を殺す」という謎のメッセージ。 八尋がインターネット上で自慢した「殺人」という偽りの記憶。 主人公・陵司は、八尋の葬式で再会した旧友・桜香と共に、事件の真相を探り始める。かつて「殺人」を犯した陵司の過去を、自分の過去のように振り回し続けた八尋を襲ったものの正体は? 八尋の死が、「殺人」以降関わりを絶っていた5人の少年少女を再び結びつける。 ……一体、誰が、八尋を? 『ストレンジボイス』『パニッシュメント』『ペイルライダー』の学園三部作にて根強い人気を誇る、鬼才・江波光則が新たに送る、青春群像ミステリ! 乞う! ご期待! ――あのとき、俺たちはまだ、人間ですらなかっ
[1]掌編連作というか、さまざまな「謎」の集積。好みの形式です。最近読んだのでは石川宗男『ホテル・アルカディア』とオルガ・トカルチュク『逃亡派』が近い感じ。 [2]枠は好みだったのですが中身はそうでもなかったかも。 [3]富士谷御杖のパートは面白かった。若くなる病にかかった母。辻斬り。英国の庭園。白い場所に入り込んでしまった男。アメリカ人研究者のスマイスと彼の持ち込んだ謎と作家の「わたし」。 ■簡単なメモ /皆川淇園、富士谷成章、富士谷御杖。アメリカ人研究者のスマイスの大伯父のとこに残ってた、日本の作家渋谷緑童から届いた謎の手紙。 /若くなる病気にかかったという母。 /辻斬り。 /英国の造園。 /収容所から脱走した兵士は、上下に行く階段と無限に広い水平方向だけがあり毎日謎の列車がやってきて物資を置いていき人を食う影のいる白い場所を彷徨う。 /わたしは弱い人が好きなのだ。(p.96) /父は
図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) ポーランドの空港で殺人容疑をかけられ、国家警察に連行されたアメリカ人の音楽史教授ミドルトン。ワルシャワで、ピアノ調律師が何者かに惨殺されたのだ。彼は死んだ調律師から未発表のショパンの手稿譜を託され、鑑定することになっていた。その矢先、同じ日にパリの獄中で戦争犯罪人ルゴヴァが毒殺されていたことが発覚する。コソボ解放軍の司令官だった男と調律師にどんな関係が?謎が謎を呼ぶなか、あるテロリストの名が浮上する。すべての鍵を握るのは幻のショパンの手稿譜―そしてミドルトンのもうひとつの過去だった…。15名の豪華執筆陣が腕をふるう傑作リレー・ミステリー。 15人のリレーで1つの作品になっているのですが、ディーヴァーとスピンドラー以外はきっと読んでない。なので気にいるかも?と思った作家さんもいらっしゃるので、メモしておこう。 この15人全員がクラシック
タイトルのようにふわりとしてそれでいて濃い、印象的なエッセイでした。まるで、そこにあるかのように目の前に情景がうかびました。 例えば、地下鉄の広尾の駅を上がったところに見える「逃げ森」のお話とか。本当に目の前に緑の木々が広がり、都会の空気を感じることができました。 そして、11月になると散歩に行きたくなるお話。井の頭公園での場面。小学生の鼓笛隊のお話。鉄腕アトムを演奏する楽器の音が聞こえてきそう。あったな自分もそういう、目にしたけど語らないこと。なんてことない日常なのだけど。その風景は見る人によって、希望に満ちてはつらつしたものにも、もの悲しくも、ざわざわにも映る。どのようにもとれるありのままの描写に心はまりました。 いきなり「ぶはっ!」と笑えることろも沢山あった。 これはきっと笑わせようとされているのでなく、笑えてしまうのだ。 「魚の顔」「不明」「小説を書きはじめたころ」、このあたり、と
1,300 フォーク・ロアに材を採り、死と生の深淵を異才赤江瀑が透徹した眼で覗く戦慄と官能の集成! 海贄考・悪い鏡・硝子のライオン・幻鯨・月下殺生・外道狩り・火藪記
飛浩隆を読むのはこれが初めてとなる。本作は、表題作の「象られた力」を含む4篇からなる作品。レビューの評価が高く、初めて読むのには最適かとも思われた。 それぞれのエピソードの評価とジャンルを書くと以下のようになる。(ややネタバレ) デュオ(★★★★★): ミステリー、音楽、サスペンス、生と死、意識、テレパス 呪界のほとり(★★★★☆): 宇宙、バロック、冒険、ファンタジー 夜と泥の(★★★☆☆): 宇宙、宇宙連合、テラフォーミング、生物 象られた力(★★★★★): 言語、記号、宇宙、宇宙連合、超能力 「デュオ」は文句なしに面白い。きちんと物語しているし、数度のどんでん返しがある。おどろおどろしい雰囲気作りが上手いし、ちょうどいい難解さが歯ごたえを生んで心地いい。SFとしては少し変わり種だけど、万人受けしそうな内容ではある。さらに、文章に惹きつけられる。 「呪界のほとり」は、王道の宇宙系SFと
古代以来、多かれ少なかれ夢を神託や予言として政治に取り入れてきた人類の行為を、より効率的・組織化したと称して、国民の見た夢をまるで税でも徴収するかのように、オスマン帝国全土から蒐集し、受理し、選別し、解釈し、国家運営に用いるとされる中央省庁「夢宮殿(タビル・サライ)」。 そんな謎に満ちた巨大機構に、先祖代々、帝国の中枢にいる一族の意向により就職した、アルバニア名家の血を引く青年。 一族からもタビル・サライからも利用されるべき歯車の一つとなった彼は、集めた夢を扱う過程によって区分された様々な業務や部署に接する中で、徐々に、気づいていく。 国民が見た夢などという曖昧なものを国家権力の管理下に置けば、どんな解釈でもできるどころか、なんなら書類に記される夢なんて恣意的に拵えられるし、重要な夢を見たとされる国民を強制的に拘束・監禁することだってでき…どのような利用も可能で、それが実際に行われているこ
上巻・中間はノベライズとして楽しむに十分な出来だったが、この下巻は原作アニメのイメージが強烈すぎて、その追体験装置としての機能がメインになってしまっているのが残念。 地の文が晶馬の一人称であるため、彼の内心がアニメ版よりも明解なのだが、視聴時には勝手に脳内で補っていた部分が文章化されても空白のままで、逆に感情移入しにくくなっている。動けないんなら、もう少し葛藤なり反芻なりだけでもしろや晶馬!という気分になる。冠葉は冠葉で何考えてるのか何でそんなことになってんのか原作以上に謎である。 晶馬と両親との確執や「檻」など、そこらへんの補足もなく原作の絵を文章化しただけなのも分かりづらさに拍車をかける。 仕方ないことなのかもしれないけれど、原作アニメの放映が終わったことだし、もう少し小説ならではの展開をしてもよかったのではないかと思う。
今巻はTRPGのシナリオの種になりそうな話が多いと思いました。 ①神殿 時は1917年、第一次世界大戦の最中。独軍の潜水艦が英国の船を沈める。乗員の一人が船に絡んでいた死体を投棄する際、死体から象牙細工をくすねたのだが―― ●最期まで正気を保っったままの艦長の冷静な言動が、起きている異常を更に際立たせている。展開が似ている『ビロウ』という映画を思い出した。 ②ナイアルラトホテップ それは、数ヶ月前のことだった。突然、人々が謎の不安に襲われるようになる。そんな時にあれがエジプトからやって来た―― ●ラヴクラフト自身が見た夢を元に書き上げられた、「這い寄る混沌」の二つ名に相応しい悪夢的な内容。この話を絵にしたら、ベクシンスキーに似た構図になりそうだ。 ③魔犬 遊びで墓荒らしをするわたし達は、オランダで暴いた墓から奇妙な造形の魔除けを奪ったのだが―― ●犬の吠え声や唸り声、翼のはためく音、ぼんや
本当はレビューなんて書かなくていよいのだけれど。 本作の主人公は家庭に問題を抱えていて(いたと言った方が良いかも)、それを口実に思い悩むことが出来るし、亡くなった彼女やその父親との過去を引きずって精彩を失った現実から逃げることも出来る。そして、主人公はいつもどおりそういったことをせず、苦しそうにへらへら笑っている。違うのは、特に相手する特殊な問題もないというか相手がいないこと。みんな死んでるんだもの(母親以外。親というのは得てして厄介なものだといえばそうだけど)。 『ドッペル』との比較でいえば、作者のいうように両作は良く似ているけれども、難題を無理に復活させて取り組んだのが『ドッペル』で、死んだままにしたのが本作ということになると思う。その意味ですごく素直で、主人公は生まれ直って過去の自分と決別したりしなくても、ホームレスに殴られて、教え子に別れを告げられて、遺体を焼けばそれで良かった。多
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