南太平洋のトケラウ(ニュージーランド領)アタフ(Atafu)環礁の風景(2005年10月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/The Dominion Post/Michael FIELD 【11月9日 AFP】南太平洋に浮かぶニュージーランド領の小さな島しょ群トケラウが、このほど世界で初めて、全電力を太陽光発電のみでまかなうシステムを導入した。 米ハワイ(Hawaii)とニュージーランドのちょうど中間あたりに位置するトケラウは3つの環礁からなり、人口は1500人。電力はこれまでディーゼル発電に頼っていたが、環境への負苛が大きいだけでなく、遠く洋上まで燃料を運ぶコストが年間100万NZドル(約6500万円)もかかり財政上の負担となっていた。 ソーラー化プロジェクトを手掛けたニュージーランドの太陽エネルギー企業、パワースマート・ソーラー(PowerSmart Solar)のマイク・バセットス