この恐竜を動かす為の機構には電気的な部分と、人間の動きや力を利用する部分の2種類があります。人間の動きの部分、つまり恐竜の操縦(私達は”操演”と呼びます)は基本的には中に入ったパイロット1名が行っています。完全なロボットと間違われることも多いですが、この巨大な恐竜の動きの大部分はパイロット1名の人力と操演技術で制御されています。 電気的な機構は、おもに周囲の状況把握や、外部との通信、パイロットの体調管理などに使われます。残念ながら恐竜の中はお見せできませんが、いわゆるアニメのロボットのコクピットのような光景を想像して頂ければ近いかもしれません。 アロサウルスやティラノサウルス等の肉食恐竜は前後に長く、二足で自立して歩きます。このフォルムをキープしたまま自由に、リアルに動かすにはどうしたらいいか?トライ&エラーの繰り返しの日々です。 歩けるだけでは、ダメです。あたかもそこに恐竜がいるかのよう