鉄道愛好家にはいろんなタイプがありますが、「きっぷ鉄」というジャンルもあります。全国のきっぷを集める愛好家のことで、私もその一人です。新型コロナウイルスによって、交通機関を取り巻く環境は劇的に変わっています。鉄道会社と旅行会社は売り上げの急減に直面し、駅では無人化や出札窓口(きっぷ売り場)の廃止が、全国で加速しています。きっぷ収集の愛好家にとっては、いままでにない逆風といえます。(松山放送局記者 後藤茂文) 鉄道やバス、船。 乗り物に乗るのに欠かせないのが「きっぷ」です。 そして、鉄道のきっぷに焦点をあてた趣味が「きっぷ鉄」です。 鉄道に限っても、収集の対象は乗車券、特急券、入場券、回数券、定期券、手回り品きっぷ、硬券、補充券、常備券などなど、多岐に渡ります。 JRと私鉄で扱うきっぷの形式も異なりますし、券売機で買えるきっぷもあれば、窓口で発券するきっぷもあります。 きっぷ代わりとなるIC