将来的には焼きそばパンも…? 我々にしてみれば、パンにあんこは普通。そこにチーズが入るのは、違和感でなく“食べてみたい!”という好奇心の対象にもなるだろう。 一方、米国人は日本のフルーツサンドを見ると「パンにフルーツをはさむのか!?」と驚くらしく、あんパンも同様だ。彼らは日本人の“日本化”“魔改造”の力を目の当たりにし、肝を冷やすのだろう。 しかしコミュニケーションがうまくいっていれば、それは、現地からの頼もしい提案になる。サブウェイはランチに強く、逆に言えば、ランチ終了から晩に至るアイドルタイムの時間が弱かった。そこで、コーヒーとおやつを食べてもらおう、というマーケティングに米国も納得したのだ。 この相互理解、筆者は簡単そうに見えて難しいと感じる。定食屋の例を出すなら――日本の定食屋がタイに店を出し、現地がごはんをタイ米にして「トムヤム肉豆腐」や「パクチーのせ焼き魚」を出す、と言ったら本