警察庁や国家公安委員会などが入った中央合同庁舎第2号館=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影 警察庁は21日、速度が出ないように最高出力を抑えた小型オートバイ(総排気量50㏄超125㏄以下)を、原付きバイクの免許で運転できるようにする方針を明らかにした。警察庁が設置した有識者会議が「加速度が制御されることなどで、現行原付き(バイク)と同程度に容易かつ安全に運転できると確認できた」とし、同じ車両区分にすることを適当と判断した。道路交通法施行規則を改正し、2025年11月までに施行する見通し。 警察庁によると、25年11月以降に生産される原付きバイクには新たな排ガス規制が適用される。対応のための開発費用が高額になるため、メーカーは総排気量50㏄以下の現行車体の生産を終了し、最高出力を原付きバイク並みの4キロワット以下に制御した小型二輪を「原付き」として販売する方針。