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社会に関するkana-boonのブックマーク (488)

  • 「沖ノ島」世界遺産登録の光と影〜歓喜のウラで覆い隠されてきたもの(岡本 亮輔) @gendai_biz

    2017年7月9日、福岡県の沖ノ島とその関連遺産の世界文化遺産登録が決定した。 登録直前の状況については、ニュースなどでご存知の方も多いだろう。日が申請した資産に対し、ユネスコの諮問機関イコモスは一部だけの登録を勧告した。だが、ポーランドでの世界遺産委員会で勧告がくつがえされ、申請したすべての資産が登録されることになったのである。 勧告をくつがえしての登録は、関係機関・関係者の運動が結実したものであり、大きな成果と言って良い。他方で、歴史や伝統文化をめぐる学術・観光・政治のバランスという点では、今回の一連の動きは一考に値する。 欧米と異なり、世界遺産はアジアでは絶大なブランド力を持つ。日でも世界遺産に登録されたとなれば、とりあえずは人が集まる。そのため、世界遺産登録それ自体が目的となるような状況すら生まれている。 世界遺産制度の理念 そもそも世界遺産制度はどのような理念の下に作られたの

    「沖ノ島」世界遺産登録の光と影〜歓喜のウラで覆い隠されてきたもの(岡本 亮輔) @gendai_biz
  • 薬物依存症治療のプロは清原和博のいまをこう見ている(原田 隆之) @gendai_biz

    清原氏の驚くべき変貌 元プロ野球選手の清原和博氏が、昨年5月に執行猶予判決を受けてからはじめて、雑誌(『Number』)のインタビューに答えた。 その表紙には髪を七三に整え、紺色のスーツに涼しげな水色のネクタイを締め、すっきりと痩せた姿で登場し、誰もがその変貌に驚いたことだろう。 かつての姿と言えば、丸々と太って黒光りしたスキンヘッドに、上下白のスーツ、ゴールドのネックレス。道ですれ違ったとすれば、正直誰もが目を合わせずに通り過ぎたいような、そんないで立ちだった。 人を見た目で判断してはいけないが、かつてのそんな姿の彼は、絵に描いたような「ワル」そのものであったし、逮捕されたときには誰もが驚きはしたが、その一方で「やっぱり」という感想も多く聞かれた。 しかし、今の彼のこの姿を見ると、誰もが「反省しているな」と感じることだろう。これはとても大事なことである。 もちろん、髪型や洋服を変えただけ

    薬物依存症治療のプロは清原和博のいまをこう見ている(原田 隆之) @gendai_biz
  • 男性至上イデオロギーが支配したオリンピックの「黒歴史」(森田 浩之) @gendai_biz

    東京オリンピックまで、あと3年。いまだ諸問題は落ち着かないが、私たちはこのイベントについてどれほど知っているだろうか。 ジャーナリストの森田浩之氏がオリンピックの知られざる重要な側面を追い、「TOKYO 2020」を多角的に考えるための連続リポート。第2回は、女性アスリートの参加をめぐる闘争、その成功と失敗を取り上げる。 第1回はこちら『東京オリンピック「経済効果予測」のオカシさを暴こう』 史上最多の種目数が意味するもの 女子選手が参加していないオリンピックを想像してほしい。むずかしいかもしれないが、なんとか思い浮かべてみてほしい。 それは、とてもいびつなイベントに見えないだろうか。何かを抑圧する力がはたらいた、ゆがんだもののように思えないだろうか。 しかし実際、初期のオリンピックには女子選手の姿はほとんどなかった。しかも女子を大会から締め出していたのは、「近代オリンピックの父」と呼ばれた

    男性至上イデオロギーが支配したオリンピックの「黒歴史」(森田 浩之) @gendai_biz
  • 「紙からウェブへ」退任を決意した「DRESS」編集長が語る、編集者の新たな活路とは

    美魔女ブームの仕掛け人として流行を牽引してきた編集者、山由樹さんが2015年をもって雑誌『DRESS』の編集長を退任した。誌はウェブに主体を移し、誌面は季刊化されることも決定。 「紙からウェブへ」の流れを受けて逆風吹き荒れる雑誌業界。そこに長年身を置いてきた敏腕編集者は、いまをどう見つめ、これからをどう切り取るのか。そして世の編集者が向かうべき未来の活路とは。山さんが目指す「新しい編集者の姿」について話を伺いました。

    「紙からウェブへ」退任を決意した「DRESS」編集長が語る、編集者の新たな活路とは
  • 日本のCMの「炎上狙い」海外なら一発アウトです!(河尻 亨一) @gendai_biz

    「男社会のシンボル」に挑む少女像 毎年6月に南仏で開催される国際広告フェス「カンヌ・ライオンズ(以下、カンヌ)」を今年も取材した。 世界の企業や団体が、いまどんな発想でいかなる手法を用いて、ブランディングやプロモーションを行っているのか? そのトレンドや全体像を短期間で把握するのに、このフェスティバルはうってつけである。 昨年はAI人工知能)を活用したキャンペーンなど先端技術モノが脚光を浴びたが、今年はどうだったのか? 主だった事例を解説したのち、日の現状も考えてみたい。 まず、今年もっとも大きくフィーチャーされたテーマは「ジェンダー・イコーリティ」。 性に対する偏見の解消や女性活躍は、近年我が国のみならずグローバル社会全体のビッグイシューとなっており、どうすれば広告やメディア産業がそこに寄与できるのか? ということを議論するセミナーなどが大変目立った。 女性の活躍を応援するキャンペー

    日本のCMの「炎上狙い」海外なら一発アウトです!(河尻 亨一) @gendai_biz
  • 人間を食べて生き延びた…難民に冷たい日本が忘れている私たちの歴史(畑中 章宏) @gendai_biz

    難民・移民に冷淡な国と国民 日政府に提出される難民申請者数は、5年ほど前から毎年ほぼ倍増している。昨年2016年(平成28)の難民申請は1万901件にものぼった。しかし申請を受け入れた者の割合は平均1%以下にとどまっているのだ。 昨年2月に実施された「産経・FNN世論調査」によると、「日が移民や難民を大規模に受け入れること」に対して70%近い日人が反対し、賛成は20%にすぎない。 ヨーロッパ諸国では、戦禍を逃れてきた在留外国人というだけで難民の地位が認められる。しかし日では申請者に、「政治的意見を理由に、迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有すること」といった要件の証明を、厳格に求めている。 西欧の国々の大半は他国からの移住によって建設された。日が単一民族国家であることも神話である。それにもかかわらず、国家も国民も他の国から移り住むことを希望する人にきわめて冷淡だ

    人間を食べて生き延びた…難民に冷たい日本が忘れている私たちの歴史(畑中 章宏) @gendai_biz
  • 若者が爆発的に増えると、なぜ国や社会は「甚大な危機」に陥るのか(管賀 江留郎) @gendai_biz

    世界と人間の謎はすべて<道徳感情>で解き明すことができる? 「サイコパス」のおそろしさを考察した「『サイコパス』はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか」の次は、若者が増えすぎると国家や社会はどうなるのかについて、『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』著者による渾身の論考です。 若者人口が突出すると… 今回は、<道徳感情>を過激化させるユースバルジについてのお話から。バルジというのは膨らみのことで、若者人口が突出している現象のことです。 これまでの考察で見てきたように、中東でイスラム国が暴れているのも、格差が開いたため刺激された<道徳感情>から美しい理想に取憑かれることになったためではあります。さらに、彼らの場合は、ユースバルジの要素が加わっているのです。 中東ではベビーブーマーが若いので、若者の競争が激しく失業率も高く、不満が積しています。とくに大卒のまともな仕事がないので、不平等感が強く<

    若者が爆発的に増えると、なぜ国や社会は「甚大な危機」に陥るのか(管賀 江留郎) @gendai_biz
  • なぜ日本のメディアは「無関心の構造」をどうにもできないのか(佐藤慶一) - 個人 - Yahoo!ニュース

    社会問題解決「3つの壁」あなたは、メディアによって動かされたことがあるだろうか。 たとえば、買い物のような消費活動においては、少なからずあるかもしれない。しかし、社会問題を扱うような記事に触れたとき、はたしてどうするか。そもそも身近ではない問題だとしたら、読むことすらしないかもしれない。 仕事としてメディアにかかわっていると、どうしても「無関心」について考えざるをえない。無関心に関心を向けながら、情報を発信し、読者が社会について考えるように働きかける、というのはそう簡単なことではない。 ここで紹介する一般社団法人リディラバ/株式会社Ridilover(以下、リディラバ)は、社会問題の解決に立ちはだかる「興味が持てない(関心の壁)」「情報がない(情報の壁)」「関わり方がわからない(現場の壁)」という3つの壁を乗り越えるべく、8年間活動を続けてきた。 具体的にはスタディツアーやメディア運営、修

    なぜ日本のメディアは「無関心の構造」をどうにもできないのか(佐藤慶一) - 個人 - Yahoo!ニュース
  • 遺伝子検査を受けるべきか、に対する病理学者の「現時点での考え」(仲野 徹) @gendai_biz

    自分の遺伝子、知りたいですか? 小林麻央さんが乳がんでご逝去された。享年34歳、二人のお子様を残して、さぞかし心残りだったろう。 31歳という若年での発症だったこと、お母様も乳がんだったことから、遺伝性のがんである可能性を考え、生前、変異があれば乳がんになりやすくなる遺伝子についての検査をうけておられた。その結果は陰性だった。 このことについて『KOKORO 小林麻央のオフィシャルブログ』(平成28年10月7日付け)に 「実際に検査を受けて、結果を待つ人にしか 正直分からない気持ちだと思いますが (中略)結果を待つまでの間に どんどん 現実を知ることの怖さが つのっていきました。遺伝子検査は 想像以上に センシティブなことだと分かりました。」 と綴られている。 闘病中でおつらかったろうに、さらにこのような心情で検査結果を待っておられたのかと思うと心が痛む。しかし、遺伝子診断をうけた時、誰も

    遺伝子検査を受けるべきか、に対する病理学者の「現時点での考え」(仲野 徹) @gendai_biz
  • 『ヒットの崩壊』の柴那典が考察。2017年ポップカルチャーの要 | CINRA

    Suchmosと『けものフレンズ』から見える2017年の日のポップカルチャー Suchmosと『けものフレンズ』を対比させることから、今の日のポップカルチャーを巡る状況が見えてくるのではないだろうか。そんな考えがふと頭をよぎった。 もちろん、関連性は全くない。一方はバンドで、一方はアニメだ。わかりやすい共通点は、共に2017年の上半期を代表するヒット作だというくらい。そんなテーマで無理やり括るには乱暴にすぎる。でも、Suchmosのアルバム『THE KIDS』、特にリード曲となった“A.G.I.T.”と、『けものフレンズ』の主題歌“ようこそジャパリパークへ”を繰り返し聴いていると、徐々に浮かび上がってくるものがある。 Suchmosが指し示す「今、ここ」という場所 いろんな点で全く違う曲なのだけれど、実はこの2曲には共通点がある。それは、ともに「場所」をモチーフにしているということ。

    『ヒットの崩壊』の柴那典が考察。2017年ポップカルチャーの要 | CINRA
  • 「最大まで到達したい」錦織圭はビッグ4の壁を破れるか(稲垣 康介) @gendai_biz

    シーズン前半戦のもどかしさ 錦織圭は今シーズン前半戦の自分の成績について、こんな表現を使った。 「バーンという結果が出ていない」 その含意は、自身の期待値に届かなかったもどかしさ。そして、ファンの記憶に残る華々しい活躍ができなかったという自己分析だろう。 久しぶりにゆっくり話を聞く時間が持てたのは、6月下旬、ドイツ・ハレでのゲリー・ウェバー・オープンの後だった。錦織は2回戦で左臀部を痛めて途中棄権していた。 「心が折れたり、あきらめたりするのではなく、日々の練習、トレーニングは怠らないよう、それは常に思っています」 もどかしい時間だけれど、ある意味、けがとの付き合い方は慣れている。

    「最大まで到達したい」錦織圭はビッグ4の壁を破れるか(稲垣 康介) @gendai_biz
  • 東京オリンピック「経済効果予測」のオカシさを暴こう(森田 浩之) @gendai_biz

    東京オリンピックまで、あと3年。いまだ諸問題は落ち着かないが、私たちはこのイベントについてどれほど知っているだろうか。 ジャーナリストの森田浩之氏がオリンピックの知られざる重要な側面を追い、「TOKYO 2020」を多角的に考えるための連続リポート。第1回は、繰り返しアピールされる「経済効果」なるものを問う。 予測がバラバラな「経済効果」 経済効果──オリンピックのようなメガスポーツイベントには、このバラ色の言葉がつきものだ。 バラ色の言葉は今、こんなバラ色のイメージを東京と日にふりまいている。 ……2020年東京オリンピックのために競技施設が建設され、インフラが整備される。お金が動き、雇用が生まれ、経済が活性化する。さまざまな関連業界にも、経済波及効果がもたらされる。 大会にやって来る外国人観光客を見込んで、宿泊施設が建設される。さらにお金が動き、雇用が生まれる。大会が幕を開ければ外国

    東京オリンピック「経済効果予測」のオカシさを暴こう(森田 浩之) @gendai_biz
  • いつまでも消えないタバコ「7つの神話」の真実を明かそう(原田 隆之) @gendai_biz

    喫煙という「最大の喜び」 私はときどき山歩きをするのだが、これからはまさに夏山シーズンである。 麓がうだるように暑くても、高い山に登ると別世界のように爽やかな風が吹き、緑が揺れている。長くてつらい登りの後の達成感と相まって、遠くの峰々を臨みながら深呼吸するのは至福の時間だ。 しかし、きれいな空気を思い切り吸い込もうとしたときに、どこからかタバコの煙が漂ってくる――こんな経験をしたのは一度や二度ではない。すがすがしい山の頂で、澄んだ空気を楽しもうとしているときに、よりによってタバコの煙とは。何とも言えない怒りがこみ上げてくる。似たような体験をしたことがある人も多いはずだ。 それと同時に、なぜこんな空気や景色のきれいな所に来てまでタバコを吸うのか、まったくもって理解に苦しむという気持ちになる。 とはいえ、実はこれは不思議なことではない。 喫煙者にとっては、当たり前のことなのだ。喫煙者には、タバ

    いつまでも消えないタバコ「7つの神話」の真実を明かそう(原田 隆之) @gendai_biz
  • フェイクニュースとつき合うために知っておきたい「うわさの仕組み」(松田 美佐) @gendai_biz

    米大統領選でフェイクニュースの影響は大きくなかった? フェイクニュースの責任は誰がとるのか? 真偽の怪しい情報がすぐ身近にある時代に、私たちはどうすればよいのか。『うわさとは何か』著者が考える、フェイクニュースとのつきあい方。 2016年秋の米大統領選で話題となった「フェイクニュース」。 当初こう呼ばれたのは、広告収入を得るため、あるいは政治的な目的のために、ニュースサイトに見えるよう作られたサイトで意図的に発信された虚偽の情報である。 Facebookを始めとするSNSで拡散し、トランプ大統領誕生に「貢献」したと注目されたのだ。 その後、就任したトランプ氏が自身の意見に合わない報道を「フェイクニュース」と呼んだこともあり、この単語の守備範囲は拡大し、今やネット上の誤報や勘違い、陰謀論やデマまでを含んで使われることもある。 稿で取り上げるフェイクニュースは、狭義の定義、「ネット上で拡散す

    フェイクニュースとつき合うために知っておきたい「うわさの仕組み」(松田 美佐) @gendai_biz
  • 「サイコパス」はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか(管賀 江留郎) @gendai_biz

    世界と人間の謎はすべて<道徳感情>で解き明すことができる? <道徳感情>とは何かについて解説した「誰も語らない、トランプ現象を生み出した『歴史の原理』とは何か?」の次は、<道徳感情>に真っ向対立するはずの「サイコパス」について『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』著者が考え抜きます。 トランプ大統領はサイコパスなのか? まだ誰もトランプが大統領になるなんて思っていなかった時期に来たるべき悪夢を見事に云い当てたマイケル・ムーアは、その予言の時点でトランプがソシオパスだと断言しています。 かつて、『トランプ自伝』のゴーストライターをするために長期間人を取材したトニー・シュウォルツは、あのような事実に反する提灯を執筆したことを後悔し、こんどまた彼の自伝を書くとしたらタイトルは『ソシオパス』にすると云ってます。 サイコパスとソシオパスは、先天性と後天性で分けたりもしますが、実際には遺伝と環境の組み

    「サイコパス」はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか(管賀 江留郎) @gendai_biz
  • 沖縄で「暴走族のパシリ」になる(打越 正行) @gendai_biz

    2007年@ゴーパチ(国道58号線) 私は2007年から現在まで沖縄の暴走族やヤンキーの若者への取材をしてきた。 建築現場などで共に働きながら取材する参与観察は、調査期間中に178名の対象者にあいさつを行い、話を聞かせてもらった。 あれから10年が経ち、バイクに乗っていた若者も、現在ではサラ金の経営と回収業、台打ち、性風俗店の経営、ボーイ、型枠解体業、鳶、塗装、彫師、バイク屋、ホストになった。 彼らへの取材は沖縄のゴーパチ(国道58号線)で、暴走する彼らを原付バイクで追いかけたり、彼らが働く建築現場で一緒に働きながら、すすめてきた。 そのような方法をとったのは、アンケート調査や生活史インタビューが難しかったという、単に消極的な理由だった。 2007年、私はゴーパチに併設するコンビニで暴走族やヤンキーの若者に声をかけて取材を開始した。 ――「東京から取材に来たんですけど、少し話聞かせてもら

    沖縄で「暴走族のパシリ」になる(打越 正行) @gendai_biz
  • 誰も語らない、トランプ現象を生み出した「歴史の原理」とは何か?(管賀 江留郎) @gendai_biz

    すべての悲劇の原因は<道徳感情>だった 人間の正しい心がこの世で起るすべての悲劇の原因だとしたら、我々はどうすべきなのか。迷宮に迷い込んで怒濤の展開に脳髄を掻き回され全身全霊の震えを体験しつつ、そんな究極の問いに答を見つけたいという物好きな方は、拙著『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 冤罪、虐殺、正しい心』を読んでみていただければ。 そもそもは、あるひとりの刑事の生き様に心ふるわされて執筆をはじめたものだったのですが、筆者自身が迷宮の深みに填り込んで息も絶え絶えにもがいてるうち、どうしたものだか、冤罪や殺人のみならず、テロや戦争、革命や全体主義、果ては大恐慌に至る人間の歴史を動かす原理がじつは<道徳感情>であるなどという、大統一理論を打ち立ててしまうことになったのでした。 これだけでも大胆不敵なる所業でありますのに、重ねて剛毅なることに、それらの悲劇の克服法まで説いております。宗教や哲学、数

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  • なぜ日本人は大地震や戦争のリスクがあっても決して逃げないのか(貞包 英之) @gendai_biz

    「戦後」の終わり、「戦時下」の始まり 核実験やミサイル発射実験をくりかえす北朝鮮に対し、アメリカトランプ政権が強硬策を主張し始めてから、日周域での危険性が格段に高まっている。 その緊張が頂点に達したのは、4月20日の北朝鮮の軍事パレードと、同月25日の朝鮮人民軍創建85年の記念日の前後だった。 北朝鮮が核実験やICBMの発射実験を強行し、アメリカがそれに反応し先制攻撃することが危惧された。それによって日が全面戦争に巻き込まれ、在日米軍基地や大都市に、化学兵器や核を搭載したミサイルが打ち込まれることが恐れられたのである。 現実には、北朝鮮が核実験やICBMの試射を控え、またアメリカが過剰な反応を示さなかったことで、軍事衝突は今のところ回避されている。 しかしそれは偶然だったともいえる。間違いないのは、それらの日が第2次世界大戦以後、日の都市が直接攻撃される可能性がもっとも高まった日だ

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  • 今のうちに言っておきたい、東京五輪への「大きな違和感」(堀 有伸) @gendai_biz

    東京五輪が軽視するもの 世間は加計学園についての話題で持ちきりである。今回は、そんな中でいささかぼやっとしているのだが、2020年に開催予定の東京オリンピックに向けての違和感を書かせていただく。 あまり直前になると批判的なことが書きにくくなるので、今のうちに言葉にしておきたい。 私たちの毎日の生活のなかで、つくづく「喪」の時間が失われていることを感じる。 言うまでもなく「喪」とは、身近な人や重要な人が亡くなった時に、その人のことを悼み、悲しみなどの感情を味わうために、通常の社会的な活動を離れて過ごす時間のことである。 葬式は来、主に故人の家族が「喪」の作業を円滑に進めるために行われた。 しかし現代社会において「葬式」は、それが来持っていた宗教的、あるいは呪術的、あるいはスピリチュアルな力を失い、世間から後ろ指を指されないようにこなすべきルーティンワークとなっている。 葬式中は忙しいばか

    今のうちに言っておきたい、東京五輪への「大きな違和感」(堀 有伸) @gendai_biz
  • 「科学の力」で痴漢をなくす、驚きの方法(原田 隆之) @gendai_biz

    男たちはなぜ線路を逃走するのか 「痴漢の疑いで線路を逃走」――最近このような報道を頻繁に耳にする。中には、電車にはねられて死亡してしまったケースもあれば、ラッシュ時に電車の大幅な遅延を招いて大勢の乗客が迷惑を被ったようなケースもある。 男たちはなぜ線路を逃走するのか。 最も多いのは、実際に痴漢をして逮捕を免れようとして逃げるケースだろう。捕まると困るので逃げる。これが一番単純かつ現実的な想定である。 第2は、冤罪を恐れて逃げるケース。これまで何度となく痴漢冤罪のニュースが報道されているし、映画にもなっている。やましいところはなくても、逮捕されたり、裁判になったりすると面倒なことは間違いなく、何より家庭や仕事がめちゃくちゃになってしまうかもしれない。 ごく普通の日常生活を送っている人にとって、朝の満員電車でいきなり「あなた触ったでしょ!」などと言われたら、それだけで頭の中はパニックとなり、一

    「科学の力」で痴漢をなくす、驚きの方法(原田 隆之) @gendai_biz