日本語のリズム 四拍子文化論/別宮貞徳 みどりいせき/大田ステファニー歓人 仮面山荘殺人事件/東野圭吾 怪盗ギャンビット 1/ケイヴィオン・ルイス 波の上のキネマ/増山実 ヨーロッパ思想入門/岩田靖夫 成瀬は信じた道をいく/宮島未奈 日本語のリズム 四拍子文化論/別宮貞徳 日本語のリズム: 四拍子文化論 (ちくま学芸文庫 へ 4-3) 作者:別宮 貞徳 筑摩書房 Amazon 俳句(5・7・5)、短歌(5・7・5・7・7)、七五調、都都逸(7・7・7・5)など、日本語が心地よく聞こえる文章の根底にあるものは『四拍子』のリズムである――ということを、英文学の翻訳家で、元上智大学文学部教授の著者が論じた本。 面白かったし、とても納得がいく内容の本だった。日本語は極端に母音が少ない言語であり、かつ単語の六割が二音という構造から、二拍での発語が聞こえやすく、言いやすい。(幼児向けの教材の音読を思い