[バマコ 26日 ロイター] 3月に反乱軍によるクーデターが発生した西アフリカのマリで26日、遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」とアルカイダ系のイスラム過激派勢力「アンサル・ディーン」が統合し、同国北部で独立したイスラム国家を建設することで合意した。 MNLAのスポークスマンはロイターの電話取材に応じ、(新国家)「アザワド」の幹部についてはこれから指名していくと述べた。 マリでは、政府軍がMNLAとの戦闘における武器不足などをめぐって不満を高め、3月22日に首都バマコの大統領府を攻撃。一方、MNLAはクーデター以降、北部の主要都市を制圧し、4月に入って北部の独立を宣言していた。