総務省の携帯電話料金値下げに関する、4回目のタスクフォースが11月27日に開催された。 非公開だった3回目以外はすべて傍聴しているが、やはりこの「有識者会議」というのがクセモノであり厄介な印象が強い。 この記事について この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2015年11月28日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額540円)の申し込みはこちらから。 今回は特に端末に対する大幅値引きやMNPへのキャッシュバックについての議論に時間が割かれたのだが、そのなかでちょいちょい有識者たちの「間違った認識」が垣間見えた。「この人たちに日本の通信環境のことを議論させて、将来、大丈夫なのか」と不安にさせられるほどだった。 特にインパクトがあったのが、有識者たちの「公衆Wi-Fiスポットへの過信」だ。 議論のなかで有