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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/hosakanobuto (33)

  • 沈黙のまま暮らす 65歳以上男性の6人に1人 (「太陽のまちから」2014年4月8日)

    黙ったまま暮らしている男たちがいます。 国立社会保障・人口問題研究所の「生活と支えあいに関する調査」(2013年7月)で、65歳以上の一人暮らしの人の回答を見て、驚きました。日常生活の中で「電話も含むふだんのあいさつ程度の会話の頻度」が「2週間に1回以下」と回答したのは、男性で16.7%でした。 一人暮らしをしている65歳以上の男性のうち、約6人に1人が、2週間誰とも口を利かないか、挨拶(あいさつ)程度の言葉を1回しかかわしていない、というのです。一方の女性は、3.9%にとどまっています。 世田谷区が区内15万人の高齢者を対象にした「全高齢者実態把握調査」(2010年)でも同様の傾向が見られました。一人暮らしの高齢者で「家族・親族・友人と会ったり連絡したりする機会が少ない」との回答は15.7%でしたが、男性が29.2%、女性は12.1%と、男性の方が社会的孤立の傾向が高いことがわかります。

  • 東京都青少年条例の「マンガ規制」は何を狙うか

    今日、首都圏発売の『週刊朝日』に「石原慎太郎東京都知事が画策する東京都議会マンガ規制条例可決? の愚」と題する記事を書いた。東京都議会の民主党の姿勢が決まるのもあと数日で、もう余り時間の猶予がない。東京都青少年条例だから、ついその問題点も細かいところに行きがちだ。けれども、『週刊朝日』の記事は次のように始まっている。 石原慎太郎東京都知事(78)が『太陽の季節』で鮮烈な文壇デビューを果たしたのは1956年のことだった。旧世代に挑発的なこの作品は若者たちを熱狂させた。しかし、半世紀を経た今、石原知事は漫画などの性的描写を「不健全」として取り締まる条例の制定に乗り出している 作家としてデビューした当時、石原知事は雑誌のインタビューでこんなことを話していた 「おとなにとって罪にも見えるし、不倫にもみえるんだろうけれども、ぼくなんかの年代はおとながおぞましいと思うようなものに対して気がとがめないと

  • 「東京都青少年条例」のパロディ演劇は「反社会的」か

    京都の若手劇団「笑いの内閣」が先月上演した『非実在少女のるてちゃん』と題する芝居が、石原東京都知事が物議をかもした「東京都青少年健全育成条例」をパロっていることを理由に、「反社会的である」として東京公演を申し込んだ劇場から使用を拒否されたと聞いて、驚いた。なぜなら、私はこの劇団の主宰者と先週会って、東京公演についての抱負を聞いていたからだ。ツイッターでこの件について触れると、反響が大きく拡がった。一連の経過をまとめて記すことにしたい。 高間響という若手演劇人がいる。参議院選挙の最中に彼は東京に現れて、9月に「東京都青少年健全育成条例」をテーマにした芝居をやるので、上演後のアフタートークに京都に来てほしいとの申し出だった。「どういう劇団かな」と一瞬思ったが、選挙が終わっていれば勝敗を問わず、いくらか時間もあるだろうとOKをした。その公演は、築100年の「京都大学吉田寮」で行なわれた。土日2回

  • 参院選敗北を受け止めて

    参議院選挙の投・開票から一夜が明けた。午前3時過ぎに社民党の議席が「2」になった時に、結果を見守っていたボランティアの人たちから歓声があがった。ところが、その直後に「福島みずほさん」に続いていた「吉田ただとも」さんに「当確」の印がついた。ここで、次点・落選が決まった。「6万9214票」だった。東京、とりわけ昨年の総選挙を戦った杉並で得票をのばしたかったが、不調に終わった。杉並区では、「区長選」「区議補欠選挙」「参議院選挙」が同一日投票となったために、「選挙区」「比例区」の投票用紙を同時に渡され、しかも同じ投票ボックスで書いて投票するということになったために、2万を超える無効票が出たようだ。それにしても、御支援していただいた皆さんには申し訳ない結果となった。 今回の選挙が始まったのは、3月18日だった。3カ月半全力で走ったが、「全国比例区」の壁を超えることが出来なかった。しかし、たたかって良

  • 「表現規制の闇」の扉の前に立ちはだかる人々

    都庁の一角に都議会議事堂がある。中庭を歩いていくと、何やら2階に行列が見える。なんと、「マンガ・アニメの世界で『非実在青少年』が登場する性表現を含む作品を対象」とする「青少年健全育成条例」が都議会総務委員会で採決寸前だとして緊急に開かれた集会に集まってきた人々の姿だった。午後2時過ぎから東京都議会2階の会議室で「2010年3月15日東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える」(主催・青少年健全育成条例を考える会 代表・藤由香里)が開催された。 会場の椅子はたちまち足りなくなり、立ち見で参加する人がびっしりと詰めかけた。進行役の山口貴士弁護士から「昨年の総選挙で落選したが、この問題で頑張ってくれた保坂さんが会場に来ているので」と突然の紹介があり、何の準備もないままに挨拶。「法律や条例がまったく知られずに議論され、一般の人たちに知られるのは、採決の直前ということは、こ

    kangiren
    kangiren 2010/03/16
    小説は外れたというけど、ジュブナイルポルノは対象だよね、挿絵が。
  • 教育の自由なくして日本の未来はない

    社会を覆っている困難な課題はいくつもあるが、根が深く今後に大きな影響を与えるテーマは「教育」「子育て」環境の問題だろう。政治教育を弄んで教育現場を攪乱し、より悪化させてきた実例は、1999年から始まった石原慎太郎東京都知事の10年間と、2006年からの安倍内閣の1年間に尽きるだろう。 自分の意見を表明すること。これは、日の学校教育を受ける中で、「ひとりだけ目立つ危険行為」「損になるばかりでいいことは何ひとつない」と認識する若者が育っていく。与えられた秩序に「正しく協調し、周囲と同調する人格」を時代遅れの学校教育は量産してきた。 未知の出来事や知識に対して謙虚であり、また興味・関心を持つこと。「好奇心」や「探究心」と言ってもいい態度が日の学校教育で育つだろうか。「自分には関係ない」「それで何か得になるの」「試験に出ないことは知る必要がない」 という訳知りの「老成」は未熟で統治権力に

    kangiren
    kangiren 2010/01/23
    保坂さんでも漫画ゲーム害悪論に傾くんだろうか?
  • スクープ「八ッ場ダム最大のタブー、ヒ素汚染問題」

    明日、発売の『週刊朝日』(首都圏では18日発売)でこの1カ月、年末年始を返上で総力取材した「八ッ場ダム最大のタブー 国交省はヒ素汚染調査を隠蔽していた」というレポートが掲載されている。たくさんの関係者、協力者の力を得てこの記事が出来上がった。そして、読んでもらえば従来の「八ッ場ダム」の論議を根底からやり直すことになるだろう。「政治とカネ」で五里霧中の国会だが、しっかりと取り組んでほしいテーマだし、前原大臣はじめ国交省も早急な対策を打ってほしい。 八ッ場ダムの上流に品木ダムがある。このブログでも、たびたび取り上げてきた。この品木ダムに、大量のヒ素が流れこんでいることは従前から指摘されていた。ダムサイト直下から、何カ所かの計測ポイントで「環境基準値」(0・01㎎/㎏)を上回る数値がたびたび計測されていることは、昨年11月にも朝日新聞に報道された。 今回のスクープは、品木ダムに堆積している土砂と

    スクープ「八ッ場ダム最大のタブー、ヒ素汚染問題」
  • 八ッ場ダムはなぜ止まらないのか

    あれほど話題になった「八ッ場ダム」の話題がサーッと消えていった。昨日も夕をとった堂で、「あれ、八ッ場ダムって読むんだよね。知らなかったなあ。今、どうなっているんだっけ」と男性ふたりが話していた。どうなっているもいないも、「政権交代で前原大臣が事業中止と決めたんだよ」と思っている人は、存外多いのではないか。『どこどこ日記』読者の皆さんなら、事態はそう単純じゃないことをご承知だろうが、結論から言うと工事は進んでいる。止まっているのは、体工事(ダムの堰堤)だけなのだ。 もはや八ッ場ダム観光のシンボルとなった「湖面2号橋」は、難工事で、つい先日は、不幸にも死亡事故が起きている。それ以後、工事は止まっているが、他の橋や道路の工事は厳寒の中も続いている。しかし、なぜあの見上げるほどの高い橋が必要なのか。それは、ダムが出来るからだった。しかし、ダム体工事は止まっている。周辺工事が完成しても、ダム

    kangiren
    kangiren 2010/01/09
    かなり弱気な保坂さん
  • 篠山紀信さんと「日本ペンクラブの抗議声明」を考える

    このブログで警鐘を鳴らしてきた『児童買春・児童ポルノ禁止法』の行方だが、社民党が慎重姿勢を取ってきたこともあって、先の臨時国会では「議論なしの成立」は回避された。しかし、このテーマで掘り下げなければいけない論点はまだあると思う。誰が見ても明確な「児童ポルノ」であれば、厳しい規制をするのは仕方がないと思うが、何度も指摘しているように「どこまでが児童ポルノなのか」という境界線が現在でも、そして自民・民主の改正案でも曖昧だ。6月から7月にかけて、私は『どこどこ日記』で当時の与党提出者の葉梨議員との議論に率直な驚きを記述した。少し長いが、紹介しておきたい。 『Santa Fe』を1年間で処分すべしとする与党案に驚く (2009年06月26日) 児童ポルノ禁止法案の審議が始まった。率直に言って、予想以上にスゴイ内容が与党から提案されていることを、あらためて思い知った。篠山紀信さんが宮沢りえさんを撮影

    kangiren
    kangiren 2009/12/18
    篠山紀信に捜査の手が伸びてやっと日本ペンクラブが動いてくれた。
  • 沖縄の基地問題と鳩山政権の課題

    ニュースを見ていたら、普天間基地移設問題で鳩山総理が「沖縄県民の声を受け止めて、辺野古以外の場所を模索したい」との方針を語っていた。「早く決断をしないと日米同盟の危機だ」「結局、辺野古以外には候補地はない。沖縄の声に流されずに決めないと国益を損じる」とのメディアの大合唱にも関わらず、「しばらく時間をかけ検討する」という結論を出した鳩山総理は、苦悩しながらも自民党政権が無条件にアメリカの顔色と機嫌を伺ってきた外交姿勢と一線を画したという意味で評価したい。 [引用開始] 首相、普天間移設「辺野古以外を模索」 結論まで「数カ月」 鳩山由紀夫首相は15日、沖縄の米軍普天間基地の移設問題について「やはり辺野古ではない地域を模索する、できれば決めるという状況をなんとしてもつくり上げていきたい」と、キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行案ではなく、新たな移設先の模索に重点を置く考えを示した。首相官邸で記

  • 八ッ場ダムに「もう一本の巨大橋脚」の愚

    この数カ月、多くの人々は「八ッ場ダム」は政権交代によって中止されたものと受け止められている。だが、地元は違う。「八ッ場ダムは必ず事業復活する。その証拠に工事は止まっていない」と言う。そんな印象を与えてしまうのは、「体工事だけ中止、生活関連の工事は継続」という国のあいまいな方針による。今や、「八ッ場ダム観光」の名所となった巨大なT字型の「湖面2号橋」だが、あの道路の工事が続いていることは知られている。「あそこまで出来たのだから、もったいない」という主張もあるだろう。しかし、川原湯温泉のところに、もうひとつの更に巨大な「湖面1号橋」が着工されようとしていると聞いて、とんでもないことだと思う。八ッ場ダムが出来ることを前提に、橋が計画された。中止をするのなら、あの巨大な高さは必要としない。巨額の工事費を垂れ流して、ダム事業中止にともなう「生活再建費用」の財源がありませんなどと言うことになったらど

  • 八ッ場ダム、国交省のひた隠す「治水数値」のウソ

    昨日は、「八ッ場ダムは、かくして止まる」(全水道会館)に参加して、「八ッ場ダムの57年と政権交代」というタイトルで45分講演をさせてもらった。「住民訴訟5周年」と銘打たれたこの集会には、長年にかけて八ッ場ダムに関わってきた人々がいて、私が話すのにふさわしいかどうか躊躇したが、夕方まで3時間半に及んだ集会である方向性は見えてきたのではないか。 昨日の私の話を八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会が要約してくれたので、 以下に引用させていただく。 [引用開始] ◆講演「八ッ場ダムの57年と政権交代」 政権交代後のメディアの歪んだイメージ操作の酷さや知られていない八ッ場の水質に関わる品木ダムのこと。週刊朝日に書いたら評判になって売り切れ状態。 10月初めに手紙をもらって知った戸倉ダムが水質も水没保障も建設費も八ッ場より好条件なのに埼玉県知事の主導で水需要の減少により一方的に中止になった後 八ッ場ダム

  • 八ッ場ダムの「逆流」はあなどれない勢い

    公共事業見直しのシンボルともなっている八ッ場ダムで、周辺住民の大半が「推進署名」を提出するという逆流が起きている。私も、2回ほど現地に行っているが、「自民党」「公明党」の議員団のバス視察が相次いでいて、旧与党の「聖地」と化している感すらある。前原大臣は一度だけ現地入りしたが、住民は対話を拒否したとされている。その後、何度も前原大臣サイドから「対話」の申し入れがあったが、いずれも拒否し続けている。どうやら、地元では「八ッ場ダム建設」は一時停止しているものの必ず再開されるという「確信」が生まれているのだということを、2週間前に長野原町長にインタビューして感じた。はたして、政権交代のシンボルとなっている「八ッ場ダム事業再開」などありえるのか。 [新聞記事引用] 八ツ場ダム中止 反対署名、5万人超 「地元人口の大半」 11月23日7時57分配信 産経新聞 前原誠司国土交通相が建設中止を表明した八ツ

    kangiren
    kangiren 2009/11/28
    ダムを作れって、なんのために?
  • ミカン農園主「道路代替案」で闘う

    農園は4万坪、1万5千のミカンが斜面を埋める。日一の規模だったことも 先週発売の『週刊朝日』で、私は福岡県豊前市のミカン農家岡栄一さんの機知に満ちた闘いを紹介している。東九州自動車道の建設計画地が縦断することを知って、岡農園だけではなくて、いくつかの集落の真ん中を通るルートに疑問をもった。なぜ工事も楽で金もかからない「山裾側」を通らないのか、地元の人々も疑問を持つ。そこで、高速道路の積算に取り組もうとしたのが岡さんの非凡なところだ。今回は、記事草稿を紹介することにする。 「地図が趣味。時間があれば等高線を眺めて、地形を想像するのが楽しい。今の農園は、中学・高校の頃に自転車で駆け回って身体が地形を覚えているんです」 岡さんの家には、所狭しと道路設計や工法、積算の専門書や雑誌が並んでいる。高架橋、トンネル、舗装,用地…と次々と「東九州自動車道・山裾ルート」を図面化し、費用をはじ

    ミカン農園主「道路代替案」で闘う
    kangiren
    kangiren 2009/11/24
    高速道路作るなと言ってるわけではないのに、国のこの対応
  • 児童ポルノ禁止法の議論を「水面下」から引きあげろ

    「児童ポルノ禁止法」をめぐる昨日の記事に対して、たくさんの反響をいただいた。しかし、委員長提案で全会一致という「水面下の動き」が活発化したことと、 夕方4時から開かれた自民党法務部会の決定が「自民・公明」案で国会提出することを決めたというのだから、「いったいどうなっているの」という問い合わせが届いた。まずは、共同通信のニュースは次のように書いている。 [引用開始] 児童ポルノ改正、再提出へ 自民「単純所持」禁止 自民党は17日の法務部会で、個人が趣味で児童ポルノ映像を持つ「単純所持」を規制対象に加える児童買春・ポルノ禁止法改正案の今国会提出を正式決定した。公明党に共同提出を呼び掛ける。 改正案は自公両党が与党当時に提出したものとほぼ同じ内容。先の通常国会では、購入などを規制する対案を提出した民主党と自公が修正協議を進めたが、衆院解散で両案とも廃案になった。 自民党の森雅子法務部会長は「与野

  • 議論なしで「児童ポルノ法改正」を急ぐべきではない

    「児童買春・児童ポルノ禁止法案改正案」は自民・公明の議員立法として解散前に法務委員会でたった1日だけ審議されたが、審議未了・廃案となった。しかし、解散直前まで「自民・公明・民主」による3党修正協議は続けられた。保坂展人(社民)も協議メンバーに加えてほしいと要求したが、入れてもらえなかった。協議終結の最終段階で民主党から協議内容を手渡してもらったが、その議論は棚上げしたまま「解散・総選挙」に突入してしまったわけだ。申し訳ないことに私が落選したこともあって、永田町情報が入ってくるスピードも減速した。 だが、今日この時点ですべてが決しているわけではない。ただ、国会での議論を省いて、「全会派一致」で「委員長提案」で法務委員会に提出されると改正案は長くても2~3分で成立してしまう。これは、付帯決議をつけた場合で、これ以外は議事録も残らない。この「委員長提案」の環境がそろいつつある「最終段階」まで来て

  • 児童ポルノ禁止法、水面下の動きが加速

    今日は時間がないので、あまり詳細な報告は出来ないが、わずか4カ月前に解散前の国会で議論された児童ポルノ禁止法の「単純所持規制」を中心とした議員立法が、11月末日に終了する通常国会で「可決・成立」に向けて走り出しているというので驚いてしまった。まずは、4カ月前の政治状況で言えば、自民・公明の巨大与党が解散前の国会で一気呵成に成立をはかろうとごり押しをはかってきた児童ポルノ禁止法だが、あまりに幅広い「児童ポルノ」の規定と、また宮沢りえの『サンタフェ』さえ「1年以内に廃棄処分」を求められる可能性もある「単純所持の犯罪化」の余波は、大きく広がった。 そもそも、解散前に自民・公明が提出してきた「児童ポルノ法改正案」と、当時の少数派であった民主党が提出した対案との「修正協議」をめぐる環境は、8月30日の政権交代によって大きく変わった。少なくとも、「児童ポルノの現状と子どもの被害」の実情について「立法事

  • 特報「八ッ場ダム上流、ヒ素を公表せず 国交省」

    八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の建設予定地の利根川水系の吾川とその支流で、国土交通省が少なくとも93年以降、環境基準を超えるヒ素を毎年検出しながら、調査結果を公表していなかったことが朝日新聞社の調べでわかった。下流で取水する飲用水の水質に影響する結果ではないが、ダム建設の是非に影響しかねないとみた国交省が、データの公表を避けて計画を進めていた。 国交省は昨年12月から政権交代直前まで、非公表の第三者機関「八ツ場ダム環境検討委員会」を設け、ダム建設が水質や自然環境に与える影響を検討。朝日新聞社は「八ツ場ダム 環境保全への取り組み」と題した報告書を入手した。非公表とされてきた水質データが記されている。 ヒ素は自然界に広く分布し、火山の岩盤や温泉水には高濃度で含まれる。環境基法に基づく河川の水のヒ素の環境基準は1リットル当たり0.05ミリグラムだったが、世界保健機関がヒ素の発がん性を懸念して

    kangiren
    kangiren 2009/11/14
    ダム事業中止に都合の悪いデータだから公表しなかったと思ってた。むしろ逆なのか?
  • 早くも動き出した「児童ポルノ禁止法案」

    何でも「やりだすとまっしぐら」的な傾向があって、新政権になってからは「公共事業」を中心に活動を続けてきた。けれども、前国会解散前に問題となった児童買春・児童ポルノ禁止法改正案の問題点は、政権交代後の国会でどう議論されるのかという点について、たびたび読者からのメールもあり、また意見もいただいてきたので、「どこどこ」日記でもふたたびこの問題を考えていきたい。 どうも29日の自民党法務部会で前国会で提出した与党案を、臨時国会で提出するとの提案がなされたようだ。ところが、塩崎元官房長官から「野党になったのだから、旧与党案だけを出すのはいかがなものか。民主党と修正協議も進んでいたのだから、与野党合意できる案にまとめては」という異論が出され、激論になり、結局は結論は出ずということになったようだ。 [引用開始] 児童ポルノの個人所持規制、結論持ち越し 自民党は29日の法務部会で、個人が趣味で児童ポルノの

  • 原口大臣から総務省顧問の辞令を受け取る

    昨日は群馬県片品村にある戸倉ダム(2003年建設中止)の取材に日帰りで出かけた。そして、徹夜で原稿を書いた後で、今日は久しぶりに永田町で死刑廃止議員連盟の役員会を開催。選挙後に初めて亀井静香会長にもお目にかかり、今後の議員連盟の役員人事や活動の方向について語り合った。そして、夕方5時から、総務省へ出かけて原口一博総務大臣より、顧問の辞令を受領した。「人事移動通知書」とあるA4の紙に「総務省顧問に任命する 10月23日」と書いてある。 原口大臣、鈴木康夫事務次官、大石利雄官房長も同席して、約15分間懇談をした。つい3カ月前まで、「郵政民営化の闇」の解明に向けて野党共闘で努力をしてきた間柄だけに、当時の取り組みを振り返り、近い時期に「調査チームを立ち上げたい」との原口大臣の構想を聞いた。会談後に顧問室へ。顧問室は机が6つ並んでいて、会議テーブルや応接セットがおかれている共有スペースで使用するの

    kangiren
    kangiren 2009/10/31
    「偶然に出会うチャンスに乗るという生き方ではないか」