今週のお題「映画の夏」 はてなブログのお題企画から、雪景色が涼しげなこの映画の話でも、ひとつ。 公開時からずっと見たかったこの映画は、コハシが2歳になってからようやく見ることができた。コハシはこの映画の主題歌を保育園で覚えてきて、家でも1人でよく歌っている。実際にエルサが歌っているところを見せたらどんな反応をするのか、見てみたくもあった。 冒頭の雪山のシーンで私は少し心配になった。コハシは恐ろし気な映像をひどく怖がるようになっていたからだ。屈強な男たちの野太い歌声はいかにも怖そうだ。そっと様子を伺うと、コハシはニコニコしながら音楽に合わせて体を揺らしていた。私は安心して続きを見ることにした。 物語はぐんぐんと進む。これでもかと詰め込まれた要素たちが、雪崩をうって押し寄せてくる。姉、妹。魔法が使える人、使えない人。生き物に好かれる人、嫌われる人。城の中の人、外の人。国の中の人、外の人。人里、