松尾匡のページ 08年12月7日 社会新報の円高評 (追記:ご指摘が入る前に気づいてよかったが、「なべ底不況」という言葉は、50年代、神武景気後の不況を指すのであった。その後一般名詞化したのか高校時代そう言われていた記憶はある。固有名詞的使い方はおわびして訂正しておく。──12月8日) 本の原稿などが切羽詰まっていて、ほんとはこんなこと書いている余裕はないのだが、ここしばらく、どうしても一言書かないと気がすまないと思っていたネタがある。今を逃すとしばらくまた書くチャンスがないので急いで書いておこう。 社会民主党の機関紙、『社会新報』の11月5日号の「宇野雄」名の経済コラム「世界は日本を評価=円高が意味するもの=」についてである。まだ社民党のホームページにはあがっていないようなので、まずここに全文を晒しておこう。 世界的な金融危機の中で「円」が独歩高となっている。これで輸出産業主導の日本経済