日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」の大規模遅配は、1日の発生から2週間たった15日にようやく「正常化宣言」が出された。だが、現場では多数の苦情が続き、顧客離れが加速している。日本通運の「ペリカン便」との統合を強行した日本郵政の西川善文前社長の“豪腕路線”と、斎藤次郎現社長ら現経営陣の“親方日の丸体質”が背景にあり、その病巣は深い。「もう使いたくない」 「『もう大丈夫』と聞いたから送ったのに…。もう使いたくない」 都内のコンビニエンスストアから長野県のゴルフ場にゴルフバッグを送った銀行員は憤る。 週末10日に間に合うように数日前に発送したが、届いたのは当日の午後で、プレー開始に間に合わなかった。違うゴルフ場に誤送されていたという。 正常化宣言前日の14日に寄せられた不着・遅延の苦情は通常の5倍の148件、当日15日も4倍の127件に上った。ペリカン便と統合した1日から14日までに引き受け
江戸時代前期の1667年(寛文7年)の古地図「土佐国絵図」が、土佐山内家宝物資料館(高知市鷹匠町)で見つかった。 土佐全土を描いた地図としては現存最古となる。 幕府へ提出するために土佐藩が作成したとみられ、港、航路、潮流などが詳細に記されており、渡部淳館長は「中国で清王朝が成立するなど東アジアが揺れた時代で、国防意識の高まりが見て取れる。当時の情報が詰まった大きな発見」と評価している。18日、高知市丸ノ内の高知城ホールで公開する。 縦1・95メートル、横3・32メートルで、高級な竹紙に、黒、赤、緑、青色などで描かれている。実際に航海できるよう、海岸線の情報は特に詳細。 例えば足摺岬に近い下川口漁港は「川口川港有り。広さ七間深さ一尺」「清水よりこの港まで三里二十一町」とあり、風向き、潮の流れ、岩礁の位置なども書き込まれている。街道、集落名、遍路札所、郡境などもある。 同館で折りたたんだ状態で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く