明号作戦後、日本軍はいなくなった。ベトナムはどうしたか。 昭和20年(1945年)3月9日、日本軍はベトナムで明号作戦を発動。フランス軍を蹴散らし、ベトナムを植民地から解放しました。 ベトナム解放後のある日、陸軍宣伝部隊の佐野裕二さんはベトナム人新聞記者と雑談をしていました。ベトナム人記者の一人がこう述べました。 「ベトナムが独立したといっても、外交権はなし、軍隊もない、では独立国家とはいえないじゃないか」 ベトナム人は日本軍の仏印進駐により日本がベトナム独立にすぐ手を貸すだろうと考えていましたが、5年もかかり、まだ物足りない様子だったといいます。しかし、血を流したのは日本軍なわけですから、佐野さんは内心憤りを感じました。 この頃、ベトナム北部では飢餓が起きていました。その被害は中部にも広がっており、佐野さんが50年過ぎても忘れられないのは多くの農村が無人地帯になっていたことだと述べていま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く