広島東洋カープは2日、巨人との間で長野久義外野手(37)のトレードが成立したと発表した。交換要員や金銭を伴わない無償トレードでまとまった。広島市南区のマツダスタジアムで取材に応じた鈴木清明球団本部長の一問一答は次の通り。 ―両球団からトレードが発表されました。 去年から出場機会が少なくなり、そういう状況を見てきた。彼は2度もドラフトで入団を拒否して、巨人に入りたくて、巨人への思いを貫いた選手。いつかユニホームを脱ぐことがあるとすれば、やっぱり巨人で脱ぐべきではないかと思っていた。去年から彼ともいろんな話をして、今年も出場機会が減る中で、巨人への復帰の道があるかを夏ぐらいから模索していた。 今なら身体的にも技術的にも来年働けるだろうと思う。新井(貴浩)監督もそうだったけど、巨人に帰り、元々の環境に戻ることでよみがえるかもしれない。タイミング的には今年が一番いいのではないかということで、巨人に