山西省で北宋の廡殿頂建築を初めて発見【新華社太原5月26日】北京大学考古文博学院の教師と学生は先ごろ、山西省万栄県の稷王廟大殿の詳細な測量調査の中で、大殿の軒下の木材に「天聖」と年号が記されているのが見つかり、この建物が北宋時代の廡殿頂（寄棟造）の木造建築だったことがわかった。山西省万栄県文物観光局が明らかにした。 同学院助教授で中国古代建築詳細測量―稷王廟チームの責任者、徐怡涛氏は次のように説明した。２００７年に稷王廟のフィールドワークを行い、建築様式から大殿を北宋の建物と初歩的に判断した。今回の発見で中国でただ一つの北宋の廡殿頂建築であることが確認された。同時に稷王廟の建造年代は国務院が発表した金代（西暦１１１５～１２３４年）より１００年以上さかのぼることとなった。 「表面の加湿処理で『天聖』という年号の文字ははっきりと判別できた」、徐怡涛氏はこう語り、さらに次のように説明した。この文字は、はっきりとしない墨書の跡で、右
三蔵法師
