東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事ルート上で、市道の陥没に続き、三カ所目の空洞が見つかった調布市東つつじケ丘の住宅街やその周辺で、原因不明の地中管からのガス漏れが昨年十二月以降、三件確認された。事態を重く見た東京ガスは調査の頻度を上げたが、近隣住民は「アスファルトの下で検知されずにガスが漏れているかもしれないと思うと、ぞっとする」と不安を募らせている。 (花井勝規) 最初にガス漏れが確認されたのは、昨年十二月九日。東つつじケ丘三の市道上で、東京ガスが検知器を使った調査でガス漏れを検知した。地下約一・二メートルの古いガス管の継ぎ目から漏れていることが分かり、緊急工事で復旧した。 現場は昨年十月に市道が陥没した場所から三百メートルほど南。同年八月上旬に真下を直径十六メートルのシールドマシンが通過した際、周辺の住宅から振動に対する苦情が出たほか、一部住宅に小規模なひび割れが発生していた。二